Excelのスキルアップは働き方改革そのもの
企業にとって、今やパソコンは紙とペンに並ぶほどの基本的な文房具、とりわけExcelは、電子的な紙のひとつとして、必須のものといえるでしょう。
経理、財務、経営企画といった財務データを日常扱う部署に限らず、営業や製造といったライン部門にとっても、Excelは欠かせないと思われます。
私は、改めてExcelの最善手としての用法を学び直して、使い直しているところですが、Excelの作業を早くするためだけではなく、作表を分かりやすくするのも目的です。
作表を分かりやすくすることは、分かりやすい説明ができることにつながり、さらに、新人や後任への引継ぎが容易になることにつながり、経営の効率そのものを実現できます。
Excelの習熟は働き方改革そのものといってもいいでしょう。
私が最近実践を心掛けているのは、関数を壊さないこと。
セルの入力内容を確認するときは、必ずF2キーを押し、確認後はEscキーを押します。
以前はマウスをクリックしていましたが、関数の間にカーソルが割り込んでしまい、関数が壊れやすくなってしまいますし、マウスのクリックよりも早く入力内容の確認ができます。
また、関数や数式の入力されているセルは、色を付けることにしました。請求書の内訳で例を示すと、
品名ごとの金額欄は「単価×数量」、税抜合計欄はsum関数、消費税欄は「税抜合計×税率」で関数や数式をいれています。
関数や数式のセルを色付きにすると、当たり前ながら一見しただけでそれと分かります。
セルの入力内容を確認する際に、関数や数式のセルであるという意識が簡単にできるので、エクセルの表を壊す可能性が低くなります。
セルに色をつけていないシートをみるときなど、関数の入っているセルってどれだっけ?と、分からなくなることもあるでしょう。その場合は、Ctrl+Shift+@(同時押し)で、関数や数式を表示してくれます。上記の請求書の内訳を例にとると次のように表示してくれます。
黄色いセルに入っている関数や数式が表示されました(納品日もシリアル値表示になりました)。
もとに戻すには再びCtrl+Shift+@(同時押し)です。
これから表をつくるときにも、すでに作った表を活用したり見直したりするときにも、今日の投稿を生かし、より効率的な作表ができます。お勧めいたします。
(本投稿の執筆時間 41分)