休憩イコール仕事になることもある。ポモドーロ休憩は仕事時間のうち。

まず結論。ポモドーロ休憩は仕事時間そのもの。

仕事でのポモドーロ・テクニックの使用は、だいぶ浸透してきているように感じています。

ポモドーロ・テクニックとは、「仕事25分→休憩5分→仕事25分→休憩5分→仕事25分→休憩15分→・・・」のように、仕事時間と休憩時間を繰り返すサイクルのこと。

仕事時間1単位とそれに続く休憩時間1単位(上の例では、仕事25分と休憩5分)を1ポモドーロといいますが、ポモドーロを連続する際には、何回かに1回は休憩時間を長めに設定するのがポイントとなります。

上の例では、3回目のポモドーロの休憩を15分とし、長めに設定しています(3回ごとに休憩15分。なお、試行錯誤してみて、長めにする回を変えてもいい。2回目の休憩を10分にするとか、3回目までは5分にして4回目で15分にするなど)。

そして、ポモドーロの休憩時間は、仕事のことを頭から追い出し、電子デバイスは見ず、心身を完全に休ませることがポイントとなります。また、座りっぱなし(健康への悪影響あり)を防止するため、ポモドーロの休憩時間は立ちあがることもポイントと考えています。

ポモドーロ・テクニックにおいては、休憩時間が非常に重要で、ここで心身を完全に休ませることにより、次の仕事(25分)の集中力を上げて、もって仕事の生産性を向上することを狙います。ポモドーロ・テクニックとは働き方改革の重要なテクニックなのです。

ポモドーロ・テクニックにおける5分〜15分程度の休憩時間には心身を完全に休ませるものの、それは休憩時間に続く仕事の生産性を上げることを目的とし、直接仕事に寄与するため、休憩時間とはいえ仕事時間に含めて捉えるべきです。したがって、時間制賃金や時間制報酬の支払い対象とすべきものです。

仕事時間としてカウントしない休憩は、昼休みくらいだが

ポモドーロ・テクニックの休憩時間と異なり、昼休みは、従来からそうであるように、時間制賃金や時間制報酬の支払い対象とする必要はないようです。

昼休み(多くのケースはランチタイムの60分と思われます)には、確かに、ランチを摂り、午前中の疲労を回復させ、午後の仕事の生産性を高めるという目的がありますが、

一方で、プライベートタイムの側面も少なからずあるからです。仕事に直接関係しない内容の読書やゲームやSNSやネットサーフィン、プライベートの買い物や旅行のための準備などを昼休みの時間にすることは、よくあるのではないかと思います。

プライベートタイムの側面が少なからずあるが故に、昼休みは、仕事時間としてカウントする必要はないのでしょう。

もっとも、フルタイム・ワーカー(正社員)の有給休暇制では、丸一日休んでも年あたり一定の日数は給料が支給されますから、仕事のためにリフレッシュするという目的もある昼休みにも、一定額の(例えば、時間あたり正規賃金の50%など)報酬を支給する必要があるのではないかと思われます(労働法の規定は考慮せず、私見として自由に述べさせていただきました)。

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