かすみがうらマラソン2024、完走! 振り返り

大会当日に出走を決定

かすみがうらマラソンでは、9日前からランニングを減らし休息モードにし、睡眠も食事も十分にとるようにしていたものの、ぜんそくの発作が強まったり、頭痛がしたりして体調がすぐれない状態が続いてしまった。当日、出走できないのではないかという不安もよぎった。

しかし、毎朝測っている体温と血圧はいずれも高くはなく、出走できるような気もしていたところ、前日に、明日は大丈夫そうだと思えるようになってきた。

そして、当日の朝、体温は36.6℃、血圧は普段よりやや高くなってしまい最高122・最低83だったが(当日の緊張もあったからだろう)、異常はなさそうと思い、出走することに決めた。

ウェア〜ランニングタイツを履くかどうか迷った

当日の朝は曇っていて、時々吹く風が冷たく感じたこともあったが、天気予報では昼には暖かくなるとのこと。ランニングタイツを履けば暑くなりすぎるかもしれない(熱中症のリスクが高まるかもしれない)。

一方、ランニングタイツを履けば足腰にかかる負担や疲労を軽減できる。履くかどうかかなり迷ったが、結局ランニングタイツを履くことに決めた。熱中症対策は、給水所での給水や水かけでカバーできると考えた。

アームカバーは、普段からもっぱら保温用として使っていて、当日はそこまで寒くはなかったので着用しなかった(しかし、日焼け対策を意識していなかったことについては、後述する)。

沿道の風景を満喫、応援にテンションUP

コース北側の山と民家(農家)と田園風景、コース南側のレンコン池と遠くに見える霞ヶ浦、そして沿道の美しい林や木々を眺めながらのランは、とても気持ち良かった!

ところどころで鳴らされる太鼓はノリを高め、10.5kmくらいでの有森裕子さんのサプライズハイタッチに感動した。

他にも沿道で応援してくれる中高生やボランティアの方とハイタッチし、応援の熱をひしひしと感じる。

コース南側のパン屋さん(検索し「手作りパン パンプキン」と判明)の私設給食のあんぱんは絶品だった(再び食べに行きたいと思えるほど)。

そして、今回のレースで最も気分が上がったことは、40km過ぎでTeamSIM(湘南国際マラソンのトレーニング枠のこと)でご一緒したランナーに声をかけてもらえたこと(TeamSIMのロゴがランニングシャツの背中に書いてあるので、TeamSIMのメンバーだと分かる)。すごく嬉しく、非常に疲労困憊していたにもかかわらず、元気とパワーが沸いてしまった!

ゴールのフィニッシュゲートが見えたとき、うるっとした。出走だけでなく、完走までできて本当にうれしかった!

目標ペース、タイムと結果

距離目標5kmラップ実績5kmラップタイム差
0〜5km37:0037:50-00:50
5〜10km37:0036:2600:34
10〜15km37:0035:3001:30
15〜20km37:0038:22-01:22
20〜25km36:0038:01-02:01
25〜30km36:0039:31-03:31
30〜35km36:0038:43-02:43
35〜40km36:0036:25-00:25
40〜GOAL15:4816:05-00:17
合計5:07:485:16:53-09:05
タイムはネットタイム。実績5kmラップは、合計(総合ネットタイム)が公式タイムとなるよう、Apple Watchの記録に基づいて集計。

ゴールタイム5:16:53、昨年12月の湘南国際マラソンより8:24短縮できていた。

目標タイムよりは9:05遅くなったものの、目標タイムの設定が速すぎてしまったと思われる。目標をもう少しスローペースにした方が良かった。

最初の20kmはスローペースに抑えて走ることを心がけているが、5〜15kmはペースが速まってしまった。スローペースをしっかり守り、後半への備えをより堅くしたかったところだ。

給水所では歩くか止まるかして給水するのだが、後半は疲労を少しでも回復したくなり、止まって給水した(それでも給水後はすぐに走り出したが)。後半は総じて前半よりもスピードが上がらなかったが(ビルドアップできなかったが)、大幅に落ち込むこともなく、ふくらはぎが痛んでしまったものの脚が動かなくなる事態にはならずに済んだ。

昨年12月の湘南国際マラソンのときと比べると、「根性」とか「我慢」に頼ることはあまりなく、「快走」とまでは言えないものの、「どちらかといえば快調な」レース運びができた気がしている。

課題

フルマラソンは、より速く走る(例えば自己ベストを更新するなど、タイムを上げる)ことも大事だけれど、さらに大事なのは、より快適に、かつ、より安全に走ることだと思っている。

そもそも、健康と走る喜びのためにランニングを続けているし、フルマラソンの楽しみはタイムだけでなく、そのフルマラソンのコース=沿道の様々な風景を楽しむことにあると思っている。

ゴールだけ見て走るのではない。途中のいろいろなことや、プロセスを楽しむのがマラソンの醍醐味

だからこそ、レース後には課題の洗い出しをして、それを次回のレースまでにクリアすることが大事になってくる。

ふくらはぎが痛んでしまった。フォームが崩れたか。

過去のフルマラソンでふくらはぎが痛んだ記憶は無いが、昨年の湘南国際に続き今回もふくらはぎが痛んだ。しかも20km過ぎてから痛み始めた(痛み始めるのも早い)。

フォームが崩れてしまい、(本来は腿の大きな筋肉だけに推進力を発揮させる、着地衝撃を受けるという負荷をかけるべきと思うのだが)ふくらはぎに大きな負荷がかかるようになってしまったようだ。

腰高フォームが崩れ、重心が下がったか、あるいは体が左右にブレてしまったか、その両方か・・・?

今後のランニングでは常にフォームを整えたり、フォームを直したりすることを心がける必要がありそうだ。

日焼け対策をしなかった。熱が体内にこもった。

意識していなかったことが一つあった。日焼け対策だ。

レース中はおおむね曇っていたが、薄日がさしたり、日差しが強まることもあった。夏は薄日でも日焼けするが、春は大丈夫だろうと思ってしまっていた。

5時間以上かけてゴールすると、露出していた腕が赤く焼けてしまっていた。さらに、熱が体内にこもってしまったためか、氷の入った冷たい飲み物を無性に飲みたくなってしまう(ジュースを売っている屋台では氷が切れてしまっていて、冷たいとはいえない状態とのことだったので、土浦駅近くのコンビニでよく冷えた炭酸水を買って飲んだ)。

次のレースは今年の秋以降を予定するが、日焼け対策〜日焼け止めを塗っておくとか、寒い場合にはアームカバーをつけるなど〜を忘れないようにしたい。

レースの途中でトイレに行った

フルマラソンでは、レース途中にトイレに行ったことは少ない。昨年の湘南国際マラソンではトイレに行かなかった。トイレに行ったレースは2022年3月の東京マラソンと、同年12月の(途中棄権した)湘南国際マラソンだけだった。

今回は28.5km給水所にあるトイレで用を足した。尿意は自分ではコントロールできないとはいえ(スタートの1時間前に排尿していたが、スタート直前に尿意は全くなくトイレに行かなかった)、もしできることなら、ゴールするまでトイレに行かないようなレース運びをしたいもの。

なお、給水のときに経口補水液の粉を水を一緒に飲んでいるが、これは、保水力が高まり利尿作用が低くなることを狙ってのことでもある。今回もそうしていた。

靴ひもを2回締めなおした

過去のフルマラソンで靴ひもを締め直した記憶はないが、今回、スタート直前に靴ひもを締め直したにもかかわらず、レース中に着地時に足が靴の中でブレてしまった感じがして、2回も靴ひもを締め直した。

締め直し後は着地時の違和感は無くなったが、靴ひもを締め直す時間はロスになる。

終わりに〜次に向けて

マラソンは、習慣化と蓄積(長く続けること)がとても重要なスポーツだと思っている。

体調を崩したりして、週3回なり4回のランニングができなくなると、フルマラソンはその分苦しくなる。

逆にいえば、週3回なり4回程度、ランニングを続ける習慣が確立され、継続できていれば、フルマラソンを快走できる可能性は維持できるか、高まると思っている。

そしてその習慣の蓄積が、もっといえば日々の健康管理やトレーニングの積み重ねが、フルマラソンの完走、快走にダイレクトにつながる。

ランニングは長く続けることがきわめて大事だ!これからも走り続けたい!

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