旅は「投資」と捉えています
異なるインプットを、経験として蓄積できるという意味で
旅については、以前、以下のような投稿をしました
いずれも1年以上前の投稿ですが、旅に対する態度や考え方は当時と大幅に変わっていないものの、日常とは異なる環境に身をおいて、普段しないことをして、人生経験の質と量を増やし、蓄積するという意味では「旅は『投資』」という思いが強まってきています。
8月3日〜6日まで、広島県〜尾道、生口島、広島〜を3泊4日で旅してきました。その大きな目的は2つで、
- SETOUCHI BEACH JAM、最近好きなアーティストAttractionsが出演するので。
- 8月6日の広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式で黙祷を捧げる
ことでした。その他は、SETOUCHI BEACH JAMの会場になっている瀬戸田サンセットビーチで海水浴をすること以外、明確なプランを持たずに出かけましたが、出かける前には想定をしていなかった新しいインプットを得て、とても濃密な時間になりました。そのインプットとは
- SETOUCHI BEACH JAMで、Attractionsをビーチサイドでノリノリで聴いたにとどまらず、広島のバンド「のら犬」が迫力があって渋くて哀愁を感じさせることもあるのにカッコよくて、特にボーカルの情熱のこもった歌い方がカッコよくって、はまったこと(フェスのあと、Apple MusicでDLした)
- SETOUCHI BEACH JAMの様々な出店やカウンターで映画「彼女は夢で踊る」のフライヤーがおいてあり、8月5日に横川シネマに初めて行って、鑑賞した。閉館が迫った広島のストリップ劇場「広島第一劇場」を舞台とした青春と恋、劇場とストリップへの愛情が、繊細に美しく描かれていて、広島への静かで、かつ燃えるようなエクスタシーある地元愛が表現されていると感じたこと
のら犬、横川シネマ、「彼女は夢で踊る」いずれも、人生における新たな(必然かも知れない)偶然の出会いで、3泊4日の広島県での滞在をかなり濃くしたと感じます。(パッケージツアーのように)予定されたスケジュールを”こなす”のではなくて、こうした偶然の出会いを楽しんだり、インプットを得ることが、旅の醍醐味であり、旅を「投資」と言わしめるものです。
旅は「一日一新」の宝庫でもある
このほかにも、新しい経験はいくつかありました。旅というのは「一日一新」の宝庫ともいえます。
- 尾道のゲストハウス「あなごのねどこ」→古民家の長屋をリノベーションした、味があって、旅情が深まるような空間
- 尾道のカフェレストラン「尾道ワーフ」、瀬戸内レモンたっぷりのサワー
- 生口島・瀬戸田サンセットビーチで海水浴
- 尾道の喫茶店「尾道浪漫珈琲」「画廊珈琲孔雀荘」
- 尾道ラーメン店の新規開拓「丸ぼし」
- 広島・幟町のカフェ「Mio Bar」でアイスラテ
- 広島のゲストハウス「POPTONE」→広島でもゲストハウスが増えています。ゲストハウスが増えることは、旅人にとってもリーズナブルな旅が実現しやすくなるので、大歓迎です!
- 広島お好み焼き店の新規開拓「川創本店」
- ひろしまかがり灯の祭典
- 紙屋町・喫茶さえきで朝食
- OBSCURA本通店(フルーツリキュールの様なエチオピアのアイスコーヒー)
- リニューアル後の広島平和記念資料館(住んでいたとき以来、約15年ぶりに行きました。目をそらしたくなること度々でしたが、見ました。全人類に見て頂きたいです。)
終わりに〜平和あってこその旅、平和に感謝して、未来永劫、平和への弛まぬ努力を
平和祈念式典で黙祷を捧げました。2015年以来4年ぶりでした。現地で臨場感を味わいながら、手を合わせて黙祷することで、平和への感謝の思い、平和への弛まぬ努力を未来永劫継続することへの、厳粛な気持ちが強まります。
黙祷を捧げたのは住んでいたときに2回、広島を離れてからは今回で2回なので、これまでで4回。45年を超える人生の記憶の上では、8月6日の広島は雲が殆どない晴れの、ピーカンの日ばかりというものですが、昨日は珍しく、時々雨が降るなかでの式典でした。涙雨、慰めの雨、なのかもしれません。
時代は令和となって、平成の初期(学生だったころ)に比べると、ゲストハウスが増えたり、(今回は新幹線の早得きっぷでしたが)LCCが増えたりと、経済的にも旅のしやすい時代になったと思います。なにより、平和あってこその旅です。平和であることに感謝して、これからもずっと平和への弛まぬ努力を。
(本投稿の執筆時間 80分)