旅も仕事の一部。旅は人生そのもの。

(朝の新百合ヶ丘スターバックスコーヒー)

旅は大好きです。

今年は、旅をまだしていません。都内や鎌倉のように、日帰りで行ける場所や、TOKYO COFFEE FESTIVALのように旅の気分を味わえるイベントには行っていますが、首都圏外のような大幅に離れた場所への泊まりがけの旅はまだしていません。

旅をしたいです!

旅は大好きで、バックパックを背負ったりゲストハウスやユースホステルに泊まったり、時にはホテルで贅沢なひとときを過ごしたりと、非日常的なところに行って、日常会うことのない人に会い、日常見たり聞いたり触れたりすることのないコトに接触するワクワクがとてもいいと思っています。

これまでの人生で、国内は、まだまだ行ったことのない場所が多いながらも、全ての都道府県に一度は足を踏み入れました。死ぬまでの間に、全ての市町村に足を運びたいと思っています。その街のお店を巡ったり、人と話したりしてみたいですね。

海外は、やはりまだ見ぬ場所が圧倒的に多いのですが、行った国・地域は以下の通りです。

  • アメリカ(ニューヨーク、ワシントンDC、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス、ポートランド)
  • ドイツ(ローテンブルク、ノイシュバンシュタイン城)
  • フランス(パリ)
  • スイス(ユングフラウヨッホ)
  • オーストリア(ウイーン)
  • イタリア(ローマ)
  • バチカン市国
  • イギリス(ロンドン)
  • トルコ(イスタンブール、カッパドキア)
  • エジプト(カイロ、アブシンベル、ルクソール)
  • アラブ首長国連邦(ドバイ)
  • インド(ムンバイ、デリー、アーグラー、バナーラス、コルカタ、チェンナイ)
  • シンガポール
  • マレーシア(クアラルンプール、ペナン島)
  • タイ(バンコク)
  • カンボジア(シェムリアップ(アンコールワット、アンコールトム))
  • 韓国(ソウル)
  • ニューカレドニア(ヌーメア、イル・デ・パン島)

2005年に当時勤めていた監査法人を退職後に、3か月間地球を一周したことで、旅した国・地域の数を大幅に増やしました。

アメリカ・オレゴン州のポートランドは、とっても居心地の良い都市で、再訪したいのですが、最近行ってみたいと思っているのは、まずオーストラリアのメルボルンとシドニー。メルボルンは勧められてもいますが、現地のカフェや体に優しい食文化を体感してみたいと思っています。

そしてアメリカはサンフランシスコと、アリゾナ州のセドナです。サンフランシスコではブルーボトルコーヒーの1号店に行って(日本の首都圏のブルーボトルには全て1回以上行っていますが、本場に是非とも行ってみたい)、シリコンバレーまで足を伸ばしてみたいところです。セドナではスピリチュアリティに触れてみたいと思っています。

旅の意味が最近変わってきた。

お祭りを見たいです

ところで、旅の素人ながら、旅の経験を多少なりとも重ねてきて、旅の意味するところが少し変わってきていると思います。

まず、特に国内においては、お祭りやフェスティバルに触れてみたいと思うようになってきたこと。

昨年7月には能登半島の石川県能登町の「あばれ祭」に行って、狂乱的といえるほど暴れるお祭りの熱気を感じて「お祭りのパワーって凄い」と思いました。今でもあばれ祭の「チョーサ、チョーサ」「さかよっせ」と勇壮でノリのいい掛け声が頭の中で反芻し、口ずさんでしまいます。

監査法人の配属で広島に行っていた時には、バイクで高知に行って、よさこい祭り(確か2000年)を間近で見ました。「ほにや」「十人十彩」の踊りがとてもノッていてカッコ良かったのを今でも思い出します。

博多祇園山笠も見ました。2007年だったかな確か、もの凄く混んでいましたが、全国的に有名なだけあって熱気もすごくて、見に行って良かったです。

他にも、映像でしか見たことのない徳島の「阿波踊り」と岸和田の「だんじり祭り」と京都の「祇園祭」は是非見に行きたいです。

旅先で人と話して、人を知ることに関心が向いてきている

そして、これまではどちらかといえば、純然たる「観光=sight seeing」、文字通り、旅先の光と風景を見ることに意識が向いていて、また、旅の意味するところをあまり深く考えず、見たことのない景色を見たり、食べたことのないものを食べたりすることに強く意識が向いていました。

これまでの旅も確かに楽しかったけど、これまでは旅先で人と会って色々とお話しして、旅先の人を知ることへの意識が、だいぶ少なかったように感じています。

現地で様々な人と出会うこと、そしてコミュニケーションをして人を理解していくプロセスが、旅のもっと深い意義ではないかと思います。

自分が今いる環境とは異なる環境で、人は何を感じ、どのように生きているのか。

旅先で口にする食べ物は、誰がどのように何を考えたり感じたりしてつくっているのか。

旅先の街でお店をしたり仕事をしたりしている人は、何を考えたり感じたりして、そのような仕事を実現しているのか。

旅は、旅先の人を知ることに意義がある

そのように思い、自分の中で、旅をいうものを再定義します。

単なるsight  seeingに終わることなく、旅先で旅先の人といい感じにぶつかる、つながることを旅の目的の重要な要素にしていこうと思っています。

旅は仕事の一部。

旅での見聞、体感を仕事に生かす〜旅も仕事のツールに。そしてプロの旅人も増える。

鎌倉のカフェや葉山のコーヒースタンド、そして、地元にほど近い向ヶ丘遊園のベーグルショップを見たり聞いたりして思ったのは、旅を自らのお店やものづくり、仕事に生かしている、ということです。

マンネリ化せず、自分の今いる環境から、意図的に飛び出して旅に出て、旅先で会った人や旅先で触れたものを、自分の今いる環境をより良いものにするよう、生かしていると思うのです。

さて、20世紀型の主流となっていた、一つの企業、特に上場企業などの大企業に「定年」まで長く勤めるワーキングスタイルは、仕事と遊びの境目がくっきりはっきり分かれていました。

現在進行中の21世紀初頭型ワーキングスタイルは、仕事と遊びの境目がぼやけています。

今後は、仕事と遊びの境目がなくなる方向で動くことでしょう。本を読んだりSNSの記事を見たりお店を見たりしながら予感しています。

そうなると、旅の定義も変わってくると思います。

単なるsight seeingとしてのパッケージツアーも残りますが、旅は仕事の一部として、仕事の創造性を高めるツールとしての役割を果たすことになるでしょう。

そして、今でも職業旅人、ツアーコンダクターになっていたり、ライターやカメラマンを兼業していることが多いと思いますが、プロの旅人が存在しています。

今後はもっとプロの旅人が増えるでしょう。旅の成果をブログとして発信したり、出版したり、旅の経験をシェアするワークショップをしたり。

もはや、旅は単なる娯楽ではなく、仕事そのものとして、スキルが求められもするでしょう。ただし、サラリーマン的に拘束される仕事ではなく、完全自由業としての醍醐味を伴っています

役者(俳優)に、出演料をもらうプロもいれば、無料で演技するアマチュアがいるのと同じような感じで、旅で稼ぐプロもいれば、対価はもらえないけれど、したくてする旅もあるということです。

私は会計事務所をやっていますが、日常のルーティンだけで終わることなく、普段接触する人や環境とは異なる環境にも身を投じて、日常では知覚外になっている言葉や感覚に触れて、自分の中で咀嚼しながら学びを深めて、よりクオリティの高い仕事を実現したいです。

さらには、会計事務所業務だけで一生を終えることをせず、パラレルキャリアを構築、仕事と遊びの融合したナリワイを育てていきたいと思っています。旅をすることそのものを収入源にできるよう、試行錯誤していきます

旅のための休みは仕事や人生における「攻めの休み」〜癒しとマインドフルネスとインスピレーションを得られるように

昨年、自宅近くの、いつもクリーニングを頼んでいるクリーニング店のオーナーが、突然倒れ、そのまま閉店してしまいました。人づてに聞いた話ですが、倒れて何日もしないうちに、お亡くなりになってしまったそうです。

本当に仕事が丁寧で、よくあるチェーン店ではYシャツのボタンがよく割れたりするところ、ボタンが割れたことは一切ありませんし、畳み方が美しく、衣装ケースに収納するときに畳み直す必要がなく、気に入ってリピートしていただけに、本当に残念なことです。ご冥福をお祈り申し上げあます。

オーナーの奥様がいつもレジに立って受付を会計をしていましたが、奥様が「(仕事が週休1日で、連休はお盆とお正月休みの数日だけと忙しいので)モグラになっているからあまり外出や遠出をしない」を口癖にしていたことから、本当に働きづめで、限界を超えて仕事をなさっていたのだと思います。もう少し休んで心身をいたわっていたならば・・・と思ってしまいます。

顧問先として業務を請け負っていたパン屋さんがあるのですが、週休1日プラス隔週で2連休というのは、あまりにハードで体にこたえるとのことで、今月から週休2日しています。

働きづめで、休む余裕すら十分ではないというのは、仕事の能率も落ちる上、健康を損ねます。365日24時間働けるロボットやAI、RPAと異なり、人間には「余裕ある休み」が必要です。

単に、睡眠時間を長くとるとか、仕事をしない休養時間を作る程度では、最低限休んでいるとは言えるのでしょうが、人生を満喫できるようなリフレッシュ感を得るためにはやはり、単なる睡眠と休養以上の「マインドフルネスを取り戻す時間」「遊ぶ時間」「旅する時間」が必要です

睡眠と休養のための休みは「消極的な休み」「守りの休み」「時間を消費する休み」ですが、

「マインドフルネスと遊びと旅」は「積極的な休み」「攻めの休み」「時間を投資する休み」といえます。

「積極的な休み」においては、新たな出会いや、新たな発想、インスピレーションが得られる可能性があります。場合によっては、人生を変えるほどの力、好転させるほどの力も得られる可能性があります。

上司の顔色をあえて伺わず、また、少しくらいは収入を落としてでも「積極的な休み」を取りにいく必要があると思います。

一時的に上司の期限を損ねても、あるいは一時的に収入が厳しくなっても、「積極的な休み」の間に旅に出ることで、人生を一変し、収入を増やす方策が思い浮かぶかも知れません。

おわりに

働きづめはかえって良くない。

疲労が蓄積される一方でありリフレッシュが計れない。

結果として、過労に陥る危険性が高まり、人生自体が苦しいだけになり、質の高い仕事を実現しにくい。

随分前から、QOL(生活の質。Quality Of Life)の向上が言われるようになりましたが、QOLのLifeは、人生の質でもあります。仕事も遊びも休みも旅も、全てが尊い人生です。

日本人に限ってみると、みんな仕事を懸命にしています。全世界平均以上の仕事の質を叩き出しているのではないでしょうか。しかしながら、働きづめの人があまりにも多く、平均以上の質の仕事ができてはいても、能率が上がらず頭打ちになっている人も多いのではないでしょうか。

人生をトータルに考えるならば、旅も仕事と同様に重要な一部です。

かつ、旅も仕事も同じ人がするものなので、旅の見聞と、旅で人を知ることが、仕事にも影響するはずです。

積極的に「普段の業務」をやらない時間、「消極的な休み」を超える「積極的な休み」を作って、旅に出て、様々な人に会って見聞を広めて、刺激とインスピレーションを得て、仕事の質のアップと人生の充実につなげましょう。

【一日一新 Today’s New Things】

4月19日  大船 つけめんKOKORO 特製つけめん(魚介系の出汁は優しいコクがあり、肉厚のチャーシューは食べ応えがあり、麺の歯ごたえは良かったです)

(本投稿の執筆時間 120分)

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