最初から飛ばさない。後半で力を出せるように。マラソンも人生も。

マラソンランナーには、前半から飛ばして逃げ切るというタイプの方も確かにいらっしゃいます。

しかし、私はどうやら違うようです。

前半は我慢というか抑えて走って、後半徐々にスピードアップする。又は後半にバテてしまってそれが出来なくとも、少なくとも後半のスピードを維持するという走り方の方が合っていると、フルマラソンの大会3回、ハーフマラソンの大会2回を経験して、はっきりしました。

大会に出る前から、そういうタイプなのではないかとは思っていました。幼少期から小児喘息を患って、長距離走を苦手にした時代が長かったので、長い距離を走りきるためには、ペースというか、消耗する体力の配分をどう割り振るかを検討することが大事なのではないか、後半も走りきれるだけの体力を残しておくことが大事とうっすらと思っていました。

2回めのフルマラソンだった昨年12月の湘南国際マラソン以降、後半徐々にスピードアップ(あるいは後半維持)という走り方は、比較的うまく行っています。特に最後の10キロでスピードが落ちてくるランナーを「自然と抜いて走れている」ところに、走り甲斐というか、醍醐味のようなものを感じています。

なお、大会には、予め作った5kmごとの目標ラップと、5kmごと通過目標時刻が書かれた表「ラップ表」を持参しています。この表をときおり見ながら走り、目標を達成できているか、早すぎていないか、遅れていないかを確かめています。

「ラップ表」は経営計画に似ています。実績と計画の差分を確かめるという点で。

さらには差分をみて、このあとの走りをどうするか~落とす、上げる、維持する~を決めて実行することと、このあとの経営をどうするかを決めて実行することも、似ています。

さて、人生が短距離走的なタイプの人もいれば、私のように長距離走的なタイプの人もいると思いますが、平均寿命という点でみると、日本人の平均寿命は延び、定年退職後の人生の時間が長くなっています。

人生はマラソンに例えられるところですが、平均寿命の延びに、人生の一層のマラソン化(もしかするとフルマラソンを超え、ウルトラマラソン的な長さになっているかも)を想像するのは、私だけでしょうか。

(本投稿の執筆時間 40分)

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