働き方改革について思うこと~フリーランス協会の一般会員募集開始

働き方改革とは、長時間労働に陥らないよう労働時間を削減するにとどまらず、働き手の生産性と創造性を向上し、もって人生全体の充実度や幸福度を向上させること。

私は、働き方改革は、自分のいる会計業界を含め、どの業界でも例外なく、必要であると考えています。

働き手が自己の潜在能力を開花させるとともに、人生を充実させ、生き生きと仕事~労働というよりも創造活動~に取り組める制度や環境づくりの重要性がますます高まっています。

会社組織の中で創造性を発揮するとともにオフも充実させていくという選択肢もあれば、会社から離れて自分で会社を興したり個人事業主として仕事を手掛けることが、人生の充実度や幸福度を高めるのに役立つこともあろうかと思います。フリーランスないし個人事業主としての独立も、働き方改革のひとつの選択肢で、この独立という選択肢の選択可能性を増やす取り組みが盛んになっていると感じています。

ところで、自分に与えられた時間をどのようなコトを仕事にして、どのような人や集団(組織)と、どのような所で仕事をするか、ワーキングスタイルを、ライフスタイルと合わせてイメージして、だんだんと形にしていくことが、働き方改革の到達点と思います。

私は公認会計士・税理士といういわゆる「士業」ですが、資格取得のための受験勉強の時代から、独立してマイペースで自由に仕事をすることを、夢見ながら過ごしていました。旅行が趣味で、欧州のバカンスのように3~4週間まとめて休暇にして旅をしたいと、今でも思っています。

独立後の今は、勤務していたころのように必ずしも毎月安定した収入が得られるとは限らず、厳しい局面もあります。カレンダー通りに休んでも、長期のバカンスはまだまだです。しかし、自由な裁量をもって物事を判断できるとともに、時間のコントロールなど、自己管理能力が一層問われるようになったと感じつつ、自分のやりたいように試したり取り組んだりできる点、良かったと思っています。

さておき、独立はリスクを伴うもので、会社勤めのように福利厚生制度がワンストップ的に供給されるとは限らず、独立をしたいと思ってもなかなかという方が多いと思いますが、独立という選択肢の選択可能性を増やす取り組みのひとつに、私もメルマガを購読している、フリーランス協会があります。
https://www.freelance-jp.org/

そのフリーランス協会が、一般会員の募集を今日から開始したとのことです。

フリーランスにとって、このような形でワンストップ的に福利厚生・自己啓発・保険のサービスを受け付ける機会や組織は無かったように思いますが、福利厚生面において、会社に勤務するワーキングスタイルと変わらない充実度と思います。

この数年、私より若い会社勤めの方とお話しして感じるのは、雇用契約ではあるものの、雇われているという意識ではなく、会社に自己の能力と時間を販売しているという、会社との対等感です。私が新卒で企業に就職したころよりも、今の若手の方が、独立意識が強いように感じます。将来的にはフリーランスないし個人事業主、ひとり社長の会社が増えていくかもしれません。すなわち起業率があがっていくと思います。

そのころにはフリーランス協会のような、独立起業家をサポートする民間の組織の役割は重要度を増すと思います。フリーランス協会以外にもあると思いますが、この動向、熱く注目していきましょう。

(本投稿の執筆時間 60分)

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