断捨離をあと押ししてくれる本、音楽、言葉

はじめに

日常生活で生じるごみ(生ごみや燃えるごみ、プラスチックや空き缶やペットボトルなど資源物ごみ)を捨てる(自治体のごみ収集に出す)のと違い、

断捨離でものを処分するのは肉体的にもそうですが、精神的なエネルギーも結構消耗します。

断捨離では、とっておいたいろいろなものに対して

  • 観察したり考察したり見返したりして
  • 写真や文集などものによっては思い出(良いものも嫌なものも)と向き合ったりして
  • 処分すると決断し
  • 処分するという行動に移す→粗大ゴミの申し込みをしたり、雑誌や書籍を束ねたり運んだり、フリマアプリに出品するにあたっては写真や説明文を用意して、売れたら梱包して発送する

というプロセスを踏みますが、頭脳や感情を、思っているよりも結構使い、疲れます

なので、断捨離をすすめるためには、心身の疲労を回復するのはもちろんですが、テンションを上げられるかどうかもポイントになります。

そこで今回は、私にとって「断捨離をすすめよう」というテンションを上げるのに役に立った、本と音楽と言葉を紹介します。

断捨離をあと押ししてくれる本:「心の中がグチャグチャで捨てられないあなたへ」ブルックス・パーマー著、弓場隆訳

原題は”CLUTTER BUSTING”

この本はたまたま本屋さんで見つけて「買おう」と思い買って読んだものです。断捨離への意識があったものの、なかなか進められずにいたという状況で目に止まりました。

本の中でも言っていますが、まさに「捨てることをあと押しする」本であり、これを読んで以降は断捨離がはかどるようになってきました。

同じ本を2度以上繰り返し読むことが少ない私ですが、今のところ2回繰り返し読み、3回目は拾い読みしていて、しばらくは座右の書です。

シンプルに「過去1年以上使っていないものはガラクタです」と言い切っており、モノの処分に1年基準を用いている(流動資産以外の資産で遊休資産は処分しようということ)ところも気に入っています。

そしてこれからチャレンジするのですが、過去の写真は捨てても良いと主張しているところは新鮮な響きでした。特に、自分が写っていない写真はガラクタとして処分する、自分が写っていても保存する写真は厳選することに意識を向けるきっかけになりました。

断捨離をあと押ししてくれる音楽:「明日以外すべて燃やせ」(feat.宮本浩次)東京スカパラダイスオーケストラ

今年はスカパラにハマっていて、Apple Musicでヘビーローテーション気味です。さらに、NHKのラジオでエレファントカシマシの宮本浩次さんの歌〜ハレルヤ〜を聴き関心を持ったところ、この曲がApple Musicのリストから目に飛び込んできました。

メロディーとリズムにテンションが上がり、タイトル「明日以外すべて燃やせ」というのもインパクトがありましたが、

人生は美しいアルバムじゃない。撮れなかった写真さ。

考えましたね。確かに、撮れなかった写真の方が記憶に残っているし、心と体の奥に刻まれているし、人生をかたちづくっている!

卒業アルバムは大学までの分を全て保管している上、子どもの頃からの写真がダンボール1箱分はあり、処分をすすめるのはこれからですが、励みになりました。

写真やアルバムに人生の本質があるわけではない。まして、大学時代の卒業アルバムですら卒業以来25年で開いた回数は多く見積もって4回くらいしかない

だとしたら、写真やアルバムが占拠しているスペースはかなり無駄だと、気づきました。

断捨離をあと押ししてくれる言葉:佐野元春のリリック

New Age〜「昔のピンナップはみんな壁からはがして捨ててしまった」

「New Age」は、1984年にリリースされたアルバム「VISITORS」に収録されています。

佐野元春は1993年にファンになってから28年間ずっと聴き続けていますが、最近は特にこのNew Ageの

”昔のピンナップはみんな 壁からはがして捨ててしまった”

が頭の中をリフレインしています。

言葉と音楽は精神的なエネルギー。過去を捨てて前に進んでいく断捨離への力になっています。

ダウンタウンボーイ〜「すべてをスタートラインにもどしてギヤを入れ直してる君」

「ダウンタウンボーイ」は、1982年にリリースされたアルバム「SOMEDAY」に収録されています。

”すべてをスタートラインにもどして ギヤを入れ直してる君”

この言葉も最近よくリフレインしています。断捨離はこれまでとっておいたものを処分していくことでスタートラインにもどる、再びスタートラインに立つという効果もあると思っています。

おわりに

断捨離をすすめるにあたって本は役にたつと感じていますが、本だけではなく、音楽や言葉も必要だと考えるようになりました。

食事で栄養をとって疲労から回復するだけではなく、良い本を読み、良い言葉を取り入れ、ゴキゲンな音楽を聞いて精神的なエネルギーをチャージして、断捨離と人生を前にすすめたい。

そして断捨離は、一部の思い出のもの〜小中学校の文集や学級だよりや色紙や授業で描いた絵など〜は処分できました。写真や卒業アルバムはこれからですが、本と言葉と音楽を糧にして、進めていきます。

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