完全キャッシュレスのすすめ。新型コロナ対策を超え、今や効率化に欠かせない。

はじめに

現金(お札や小銭)に触ることで、新型コロナウイルスに感染する可能性はあると、メディアで報じられています(出典は書きませんが「新型コロナ お札 小銭」と検索ボックスに入力して検索すると、報じているサイトがいくつか出てきます。なお「新しい生活様式(厚生労働省)」では「買い物の際には電子決済を利用する」としています)。

新型コロナウイルスが流行する以前から、クレジットカード、デビットカードのほか、モバイルsuica、PayPay、メルペイを使い続けていますが、現金しか使えない店や企業も少なくなく(特に好きで入るローカルの個性的なお店や、ファーマーズマーケットやマルシェでは現金のみのところが少なくなかった)、現金も使っていました。

しかし、現金の管理(カウント(実査)や保管、ATMに並んでの引き出し)が面倒なうえ、持ち歩くとズボンのポケットを圧迫することもあり、現金から解放されたいと内心思っていました。そこへ新型コロナウイルスの流行。

そこで、新型コロナウイルス感染予防と、キャッシュレスというテクノロジーの波に乗りきることを兼ねて、財布から現金を完全になくし、完全キャッシュレス化しました。

(新型コロナウイルスの流行は経済に大打撃を与えていますが、一方ではテレワークの普及やオンラインコンテンツの市場拡大など、テクノロジーの利活用と普及が加速度的に進んだという側面もあります)

完全キャッシュレスのメリット

完全キャッシュレスにしてみて、以下のようなメリットを感じています。

  • 現金に触らなくて済む(よって、新型コロナウイルスの感染防止にもつながる)
  • 現金を数えなくて済む。つまり現金を数える手間と時間を省ける
  • おつりを受け取る手間と時間を省ける
  • レジでの支払いに必要な時間が、現金に比べると短くなる
  • 財布にお札や小銭を入れずに済むので、財布が軽くなり、ズボンの圧迫感がかなり無くなった(アブラサスの「薄い財布」を使っているが、いまでは、クレジットカードとキャッシュカードと使用頻度の高いお店のポイントカードのみが入っている)
  • 現金を紛失する心配がなくなる(現金の管理の手間が省ける)
  • ATMに行く、並ぶ必要がなくなる(時間の節約になる)

完全キャッシュレスのデメリット

一方、完全キャッシュレスにしてみて、以下のようなデメリットも感じています。

  • まだ現金のみしか受け付けないお店や企業で、キャッシュレス決済できない
  • お札や小銭という物体を持たないので、使ったという実感が湧きにくい→湧きにくかったが、ビジネスについてはクラウド会計ソフトfreee、家計についてはクラウド家計簿マネーフォワードMEを使って毎日記録し毎日見ることで、使ったという実感を持てている。なお、どちらも銀行やクレジットカードの取引記録を同期しているので、入力はラク
  • お札や小銭が無いことに不安を感じた→といってもはじめのうちだけ。今では慣れ、不安は無い
  • ビジネスの場合には、入金が後日になることがあり、販売から入金までタイムラグがあること
  • 売上代金の額から決済手数料を差し引かれて入金されること
  • 振込の場合に振込手数料がかかること→手数料の類は「事務の効率化と時間捻出のコスト」ととらえられる。
  • スマホやカードを紛失する心配があること→スマホは現金のようにばらけないので、なくさないように注意しやすい。また、カードは無くしたとしてもすぐにカード会社に連絡をして使用を停止できる。

デメリットについては、それをカバーするためのアクションや考え方を取り入れて軽減していますが、現金しか使えない店や企業で決済できない点、入金までのタイムラグについては、現時点ではやむを得ないところです。

まとめ

自分の中では、メリットとデメリットを比較して、メリットの方が上回っていると感じています。ウイルスに触れる可能性を減らすのはもちろんですが、特に手間の省略と時間の捻出という点で、完全キャッシュレスの恩恵を感じています

そもそも、現金は紙切れ(お札)と金属(小銭)ですが、これらに価値がある(価値のある製品、商品やサービスと交換できる)と信じられているから価値があるもの。完全キャッシュレス化とは紙切れと金属を、スマホなど電子デバイスに表示される電子データに置き換えるだけです。お金はデータといわれるゆえんです。

さて、先月開催された「オンライン逗子海岸映画祭」(5月23日のYouTubeでの”Play with the Earth”上映)では初めてオンライン投げ銭をやってみました。金額はあらかじめ設定されていますが、投げ銭をオンラインでできるというのは新鮮でした。

神社やお寺のお賽銭など、どうしても現金が必要なケースではATMで現金を用意しますが、時代の大きな流れにあわせて、そういうケースにおいてもキャッシュレス(たとえばキャッシュレス賽銭)を選択できるよう、キャッシュレス決済の一層の普及に期待します。

(本投稿の執筆時間 70分)

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