板についてきたしんゆりマルシェ〜今回で4回目
事務所を構えている地元の新百合ヶ丘は、本日、しんゆりマルシェの日でした。
2014年に初めてマルシェを開催し、毎年10月に開催されてきましたが、4回目となる今年は、1ヶ月遅くなり、今日の開催でした。
今回も含めて過去のしんゆりマルシェは全て見てきましたが、1ヶ月遅い開催にも関わらず、来場者数は最も多かったように見受けました(公式の発表は見ていませんが)。過去3回の開催と、今年は9月と10月に川崎市アートセンター前で(小さなマルシェの)しんゆり北口マルシェを開催しているため、認知度が高まり、地元において板についてきたように思いました。
地元の川崎市麻生区というところは、17万7千人もの人が住んでいて、区の首都といえる新百合ヶ丘はある程度商業施設も充実しているので人は多いのですが、「人が集うところ、賑わっているところ」が、まだまだとても少ないと思います。
たくさんの人が集まってはいても、「集っている」「集合している」という感覚ではなくて、集まっているように見えていても離散していて、ベッドタウンの字句通り「寝に帰る」場所であって、「そこで人と交流することは特にしない、都内等の他所で交流するので地元での交流の必要性が少ない」場所です。
しかし、マルシェとかファーマーズマーケットは、そうした場の性質を変えていく力があります。
つくり手と買い手が直接会って話せるところであり、出店する人とお客さんとの交流が起こり、出店する人同士の交流も起こり、さらにはお客さん同士の交流も起こることで。
集まっているように見えるだけの離散した場所から、集う場所へと、変えていきます。
場の性質を、集う場所に、さらには、交流が起こる場所に、その結果新しい何かがどんどん起こるところ〜創造都市オレゴン州ポートランドのような〜に変えていく。これも地方創生です。
人がたくさん住むようになるというだけでは、地方創生ではありません。地方創生というのは、人が集い、交流が起こり、それによる化学反応が起こって、どんどん新しいコト〜店でも企業でもイベントでもアートでも〜が生まれていく一連のプロセスだと私は思います。終わりがありません。
そう捉えると、新百合ヶ丘を中心とする川崎市麻生区というところの、地方創生はまだまだ始まったばかりです。
ベッドタウンというのは、他のより大きな街に依存している部分が非常に大きいので、自立した街とは言えず、ベッドタウン化しただけでは地方創生にはなっていないということです。麻生区はこれからです。
しんゆりマルシェが起こったきっかけは、それ以前から柿生で開催されていたVege&Fork Marketの存在だと思っていますが、起こったしんゆりマルシェ、まだまだ発展の余地が大きいです。今後の動きも見たいところです。
カフェやコーヒーカルチャーをこよなく愛する私としては、サードウエーブなロースターバリスタが自らローストした豆をその場で挽いてドリップするところを見られないのが、しんゆりマルシェの不足と思っています。ドリップ仕立ての、サードウエーブなロースターのコーヒーを飲みたいです。
それと、マルシェというのは、お祭りではなく、本来は日常生活のルーティンです。しんゆりマルシェも、大磯市のように、毎月開催してほしいと思っています。
毎月開催することで、麻生区に集える機会が増え、地方創生が進んでいきます。その結果、イマイチ地元愛の薄いこの地域も、地元愛が増して、もっといい感じの街になると思っています。
事務所のある地元の街は、盛り上がった方が嬉しいですし、盛り上げていきたいと思っています
〈一日一新 Today’s New Thing〉
11月24日(金)
新百合ヶ丘OPAにオープンしたカレーパンの「天馬」でカレーパンとカレーを食べる
11月25日(土)
しんゆりマルシェに出店したキャロットケーキ専門店「お菓子屋シュルツ」のキャロットケーキを食べる
(本投稿の執筆時間 45分)