アサツナ (アサオツナガルパーティー)

事務所のある川崎市麻生区で、「アサツナ」という地域おこし・交流パーティーの企画・運営に携わっています。

麻生区に在住、在勤、麻生区で活動をしている方、麻生区に縁のある方ならどなたでも参加できます。

昨年の1月に始まり、7月に夏のアサツナを開催し、そして来週1月19日(金)に第三回目になります。

くわしくはこちら→アサツナVol.3

川崎市麻生区という地域は、地域の首都といえる新百合ヶ丘が「芸術・文化の街」として街おこしが図られてきたところですが、イベントでもない限りは、大手資本によるチェーン店が商業におけるメインストリームであり「芸術・文化」を感じにくく、典型的ニュータウン・典型的ベッドタウンの域を抜け出していません。

小田急小田原線の新百合ケ丘の隣の駅、柿生と百合ヶ丘は、街ないし集落の歴史に違いはあるものの、乗降客数が少なくないわりには、商業的にはシャッターが閉まったままの店が少なくなく、寂しいものを感じます。

さらに、多くの住民にとっては、まさしく(ベッドタウンとして)「寝に帰る」街であり、観光地化されているわけでもなく、地元のことに関心がなかなか湧かず地元の人との交流の機会も少ない状況が続いています。加えて、若い(20代から30代の)独身男女が少なく、ファミリー層がやや多く、シニア層が相対的に多い街になっています(若い独身男女は都内に住む人が多いですね)。

麻生区の人口は17万人を超えていますが、人口は多くても交流の場は少なく、お店も少なく、いまいち活性化しているとは言えないです(人口が増えれば活性化が達成できるわけではないと常々思っています)。

一方、禅寺丸柿や万福寺人参のような、地域性のある農産物もあれば、風光明媚な丘陵地の風景もあり、さらに、麻生区を盛り上げていきたいという人も増え始めました。お店をやりたいけれども、いい物件がなかなか見つからないという声も聞きます。

この麻生の地に、交流の機会が、場が増えれば、出会いの化学反応が起こって、街のさらなる発展につながる!

こうした意識が、アサツナの発生につながりました。

さらには、地元に住みながら地元をよく知る機会がなかったり、地元に関心がわかなかったりということがあるので、少しでも地元の新しいホットなムーブメントを広げようと、昨夏のアサツナVol.2からはトークショーも開催しています。

Vol.2では、栗平に道場”Heat Up”を構えるプロレスラーの田村和弘さんと、麻生区のゆるい情報番組(ストリーミング配信)”麻生.tv”MCの末吉理さんの「30分一本勝負」でした。

1月19日のVol.3では、読売ランド前駅周辺と百合ヶ丘駅周辺の女性オーナー衆「よみゆり女子部」によるトークショーを企画しています。よみゆり女子部は2016年に活動を開始、同年5月に”よみ・ゆり・めぐりーな”というマルシェを読売ランド前で行い、今年5月には百合ヶ丘でマルシェを開催しました。今後どう地域を盛り上げていくのか、活動から目が離せないところです。

アサツナが、地元に縁のあるひと同士の新しい交流が生まれ、地元をさらに知って愛着がだんだんと強まって、新しいコトが起こり続けるひとつのきっかけになるように、企画・運営しています。

地域おこしは過疎に悩む地方の農村部では重要な問題ですが、たくさん人が住んでいる大都市周辺のベッドタウンにおいても、活性化が必要という観点からはやはり重要な問題です。

様々な街で「街間大競争」といってもいいほど、街磨き(街の活性化)競争が繰り広げられています。全国各地に魅力的な街はたくさんありますが、事務所を構える川崎麻生も、負けてはいられないところです。

(本投稿の執筆時間 45分)

 

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