令和元年と平成元年

令和元年と平成元年、比べると令和元年のほうがいい時代になっている

令和初のお盆を迎えています。また、令和初の夏の甲子園で高校球児の熱戦が繰り広げられています。新しい時代の最初の年として、様々なイベントに「令和初」とつくところです。

さて、平成元年(1989年)と令和元年(2019年)とでは、令和元年の今の方が「いい時代になった!」と感じています。今回の投稿では、どのような点で「いい時代になった!」と感じているのか、平成元年と令和元年を比較しながら書いていきます。

  • 令和元年にはスマートフォンがある。しかも顔認証(iPhoneのFace IDなど)のような情報セキュリティーのテクノロジーを気軽に使用できるようになっている。
  • 野外のマルシェやファーマーズマーケットは、平成元年には少なかったと思われるが、令和元年には至るところで開催されるようになっている。
  • 起業が増えている。特に、会社に雇用されないで、個人の才能と力量を発揮して仕事をする人、ものづくりをする人が増えている(いわゆるスモール・ジャイアンツの増加)
  • 平成元年以前から存在したマスメディアに加え、ブログやSNSや動画サイトを通して個人が情報を発信することが多くなった
  • 個性的でスタイリッシュな個人のセンスによる、コーヒースタンドやカフェが令和元年には多くなっている。平成元年の日本にはスタバも存在せず、個人の喫茶店も今のように多くなかったと記憶するが、令和の今は個人経営のカフェとコーヒースタンドが増え続けている。
  • 格安航空券の普及、LCCの台頭、各地にゲストハウスが増えていて、平成元年より令和の今の方が旅をしやすくなっている。
  • 野外の音楽フェスや映画のフェスが多い、野外で大自然を感じながらイベントを楽しむことが、令和の今の方が根付いている。
  • キャッシュレス決済が平成元年に比べると今のほうが普及している。
  • 裏面に磁気が仕込まれている切符を通す自動改札の時代を経て、IC乗車券(Suicaなど)が普及し、今ではウェアラブル端末(Apple Watchなど)を自動改札にかざすだけで、改札を通れるようになり、利便性が増した
  • カーシェアリングや民泊、クラウドソーシングなどのシェアリングエコノミーが、令和の今は普及している。所有からの解放が進んでいる。
  • メルカリやヤフオクのようなC to Cを促進するアプリの普及により、自宅に放置されたままのモノであっても市場価値が顕在化できるようになり、モノの流動性が高まった(購入→使用→保管→販売というサイクルが生活者レベルでも成り立つようになった)
  • オフィス環境が仕事に集中しやすいものになった。ペーパーレスの推進、クラウドコンピューティング、在宅勤務、電話の鳴らないオフィスの増加など。
  • 「まちづくり」が平成元年に比べると今のほうが圧倒的に盛ん。「まち」の個性化、磨き上げ、芸術品化をとおした、まち同士の競争が生まれている(住民、観光客、企業誘致、関係人口増加をめぐる競争激化)

次の時代(30年後)を想像してみる

以上でみてきたような進歩ないし変化があるからこそ、平成元年より令和元年の方が良い時代になったと私は感じています。

さて、30年後(2049年)は、また新しい元号となり、新しい時代になっていると思いますが、テクノロジーの進歩・普及と、QOLの向上をとおして、令和元年よりもさらに良い時代になっていると感じます。

  • ロボットの普及が進んで、人形ロボットが生まれている可能性があり、街なかを人とロボットが一緒に歩いている
  • ブロックチェーンの普及により、企業組織のかたちや業務のあり方、働き方が完全に変わる
  • 令和元年の今よりも、アーティストがもっと増えている。
  • また、都市と大自然とのアクセスや、滞在手段が今よりも豊富になり、住む場所が一箇所に固定されない人が増える
  • 今よりもマインドフルネスが普及することによって、ひとの内面が注目されていく
  • 平均寿命と健康寿命が延びている。生涯現役のひとが今よりもさらに増え、さらに、遊びと仕事の境目が今よりもあいまいになるか、無くなっていく。

様々な想像を膨らませていますが、想像できないような進歩も多いのではないかと感じます。現に私はスマートフォンがこんなに早く普及するとは想像できていなくて、テクノロジーの進歩と浸透は想定外の速さでした。

令和の時代、さらに良い時代に向かって進んで行きそうです。

(本投稿の執筆時間 60分)

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