ブログやSNSでファンをつくるのに、早すぎるということはない。

今は一億総個人事業主の時代

に、なってきたと思っています。

肌感覚ですが、私が新卒で就職した1996年はまだ「会社に雇われる」「会社に使われる」感覚が強く、私は働くことに関して受け身でした。こうした感覚を持っている人は、私の前後の世代には少なくないと思います。

しかし今は「会社に雇われる・使われる」という感覚で会社に就職する新卒は、ずいぶん少なくなったのではないかと、新聞や書籍を読んで感じるところです。先程、公認会計士協会の研修で、日本政策金融公庫の方のお話を聞いていたのですが、20代で起業する人が増えているそうで、主にIT起業(アプリ開発)に多いそうです。

会社と雇用契約を締結しているとしても、意識としては「雇われる・使われる」ではなく「会社に自分のスキルを販売する」という個人事業主の能動的意識で会社に勤めるひとが多くなっていると感じています。

そうなると、実際に会社勤めをせずに開業して所得税などの確定申告を自分でやるとしても、会社勤めをして年末調整を受けるにしても、税制や働く契約の法制度が違うというだけで、どちらも個人事業主なわけで、一億総個人事業主になってきていると私は感じています。

思えば、私が社会に出たのは就職氷河期と呼ばれ始めたころで、私は楽な就職活動はできませんでしたが、売れる人と売れない人の差は、内定の個数ですでに決まっていました。3〜4社から内定をもらっている同期がいた一方、私は一社しか内定を取れませんでした。

今、学生時代の自分に言葉をかけるならば「(学生時代の自分には)難しいかもしれないけれども、自分のスキルを会社に販売するという意識を持とうよ」といいます。

誰でも個人を検索できる時代だからこそ、戦略的かつ積極的にネット上で自分をディスクローズ・PRする。

さて、一億総個人事業主の時代に、避けて通れないのが営業スキルでありPRスキルなのですが、とりわけ、ブログやSNSを通じてネットでの自己開示でファンをつくる活動は、その中核になると考えられます。

昨日は川崎商工会議所で「SNSを使ってファンをつくる」というセミナーをうけたばかりということもあり、今日の記事を書いていますが、就職しようとする会社も、起業したとしてビジネスの顧客も、「取引相手」であるあなたの名前を検索して調べます。

もちろん、直接会って話して情報を得て判断もしますが、ネットでも調べて情報を追加したり補強します(私もそうしています)。

そのときに、ネガティブな情報が引っかかるのはどうかと思いますが、それよりも良くないのは、検索しても何もヒットしないことです。

検索してヒットすれば、少なくとも検索対象となった人を必要としているひとが存在することを意味します。

ブログでもSNSでも毎日のように投稿していくと、ネット上での存在感は高まります(個人差もあり、時間もかかる場合もあるでしょうが)。ネット上での存在感が高まればリアルでも存在感が高まります。

会社勤めをしようが独立しようが実質的に個人事業主であることは変わりないとすれば、個人としてのPRは、早いうちからやる必要があり、早すぎるということはありません。高校生でも大学生でも早すぎません。むしろ早いうちからネット、ブログやSNSを自己PRやビジネス活動のために戦略的に使っていくトレーニングをOJTでやっていったほうが良いです。

自己の開示には勇気もいりますが、その勇気も、早いうちなら身につけやすいのではないでしょうか。

そして、早いうちから「自分のファン」をつくっていくのです。学校や会社、地域社会などリアルで接触する人はもちろん、ネットを閲覧する「リアルでは知覚外のひと」まで含めて、ファンを作っていくのです。

そして、そのファンをビジネスを含めた自分の活動に上手に巻き込んでいけるよう、その土壌をネットへの発信でつくっていきます。

Facebookのプロフィール写真に自分の顔写真を載せないのはもったいない

ファンを獲得するという観点から、Facebookのプロフィール写真に自分の顔写真を載せないのは、はっきりいってもったいないです。直訳すれば「顔本」のFacebookとは、とてもよくできたPR手段で、実名と顔写真をつかってはじめて自己PRをうまくできるというシステムになっています。

顔というのは、一番の自己PRの媒体ではないでしょうか。

それをネット上で使わないのはもったいないです。同じ顔の人は地球上には一人も存在しないのですから、これをPRに活用しないのはもったいない。リアルでもネットでも存在してファンを獲得していくには、顔は絶対的に必要です。

そして、最低限、いましている仕事(ないし職業ないし勤務先)についても、Facebookに開示すべきです。仕事は、それがたとえ気の乗らない仕事であったとしても、現にやっている仕事は自己の表現手段なのですから、これをPRに活用しないのは損です。

ネット上に自分を開示するのに恥ずかしさとか抵抗を感じる気持ちもあるかと思います。それ自体は理解します。強制する意図はありません。

それでも、一億総個人事業主としての現代日本で、仕事をうまくまわしていく、ビジネス社会でよりよく生きていくのに、ネット上での自己の開示や表現は、必要不可欠になっていているので、やりませんか、というお誘いをするものです。

私は、幼少の頃から虚弱体質で、喘息持ちで、中学までいじめにあったこともあり、高校時代もけっして存在感があるとはいえず、大学時代から今に至るまでなかなか女性にモテないこともあって、自己をネット上に開示することにとても抵抗を覚えていましたが、今や顔写真も職業も開示しています。

最初の一歩はおそるおそるかもしれませんが、まったくもって冴えていなかった私でもネット上で発信しているのですから、やれば誰でもできるはずです。

ぜひ、ネット上で、自分を開示して、表現して、ひとりでもファンを獲得していきましょう。

(本投稿の執筆時間 65分)

 

 

 

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