アウトプット時代
ちきりんの日記の最新エントリ「学歴よりSNSが大事」の本当の意味を読みました。
入学試験や入社時の選考において、学業成績や履歴書、職務経歴書、面接の受け答えを判断材料とする慣行が現在に至るまで、永きにわたって続いているところ、今後は、AIがブログやSNSの過去の投稿を全て読み込み、人物を評価する(評価者に、評価の対象となる人物の有用な情報を提供する)ようになるそうです。
私のような個人事業主(会計士・税理士)が、仕事を請け負おうとする際、発注者側としてはブログやSNSから情報を得て発注するか否かの判断材料とするでしょう。現状AIを使わないとしても、税理士を検索する際には様々な税理士のHPやブログを見て判断材料にしていると思われます。
私は、ブログを始めてまだ半年足らずですが、ブログを読み込んでいくと、私が何を考えているかとか、私が感じていることとか、人となりがわかると思います。もし、ブログもSNSもやらないとするならば、私の人となりなどを判断する材料が、かなり欠いた状態になると思います。
仮に私が、税理士に仕事を依頼する起業家で、なおかつ税理士に直接の知り合いがいなくてネットで探さざるを得なければ、ブログやSNSという形で考え方とか感じ方を表明している税理士を候補にします。ネットにアップされた当人の記述が判断と検討の材料になるからです。
この夏、小笠原に旅したとき、ドルフィンスイムのツアーをしたいと思い、20店舗程度あるツアーのお店から行きたい店を絞り込む際にも、口コミだけではなく、ネット上の情報が充実しているところ(さらに言えば、HPのデザイン性が高かったりおしゃれだったり、ブログの更新頻度が高くかつブログが面白いと思えるところ)を候補にしました。最終的に、当時のフィーリングに合ったツアーのお店が見つかりました。
すでに、SNSやブログで頻繁に情報を発信する人は、世界に相当数います。その意味で、すでに発信〜アウトプットの時代に突入していると言えるのですが、将来はさらにアウトプットの重要性が増していくと思われます。
インターネット時代を迎える前、アウトプット側に立つ主体は、マスメディアを中心に、従来よりは少ない数でした。さらに言えば、アウトプット=表現を学ぶ機会はあったものの、現在のようにアウトプットが評価に晒されやすい時代でもないため、重要性は高くなかったと思います。
今後は、アウトプットが仕事の機会や収入にますます影響を与えていくことを考えると、アウトプット能力を磨くこと、特にネット上での文章、画像、音声、映像表現を学んだり磨いていくことは、必要不可欠なことになると考えられます。
そのように考えた私ですが、今日早速、ブログというアウトプット能力を磨くべくセミナーに参加します。税理士井ノ上陽一さんの「ブログ道場」です。
(本投稿の執筆時間 45分)