経費になると思ったものはとりあえず会計ソフトに入力する

税務調査では「経費として認めてもらえない」ことがありますが、それを恐れて、経費として認めてもらえるかどうか微妙なもの(グレーなもの)を、会計ソフトに入力しないままにしていないでしょうか?

※写真はイメージです

(乱暴な言い方ですが)税金上は、あるべき経費の額より少なかろうが税金を納めさえすれば良いのでしょうが、会計の立場からすれば妥当ではありません。売上の獲得に要したと認められるものは、もれなく経費にしなければなりません。

売上から必要経費を差し引いた利益(所得)が過大になってしまえば、事業のもうけを適切に表しているとは言えないからです。

特に、個人事業主であったとしても、銀行や信用金庫から融資を受ける場合、利益(所得)があるべき金額よりも過大であったとするならば、融資すべきかどうかの判断ミスにつながり、金融機関にとっての(融資を回収できると判断して融資したにもかかわらず、回収できなくなるなどの)思わぬ損失につながる可能性があります。

領収書や請求書のような証拠書類があって

売上を獲得するために使ったと判断でき、

その判断を合理的に説明できる以上は、

必要経費にしなければなりません。

売上を獲得するために使ったかどうか、いまいち十分な説明ができないものであっても、経費とするのに後ろめたさがないようなものであれば、あらかじめ会計ソフトに登録するのがベターです。

あらかじめ会計ソフトに入力しておけば、入力忘れもありません。

どうしても不安で、専門家のチェックを必要と感じたならば、税理士に相談して、対応策を練るという手もありますし、

税務調査を迎えたとしても、少しでも「必要経費」として主張できる論拠があるならば、主張した方が良いです。

「経費は後から追加するのは難しいが、あらかじめ経費として入力して後から抜くことは簡単」です。

会計士としてキャリアを開始した私は、経費になるかどうかの検討以前に、そもそも経費がもれていないかの方が気になります。経費と思われるものはとりあえず、もれなく会計ソフトに入力しましょう。

〈一日一新 Today’s New Things〉

12月22日(金)
タリーズコーヒーでカベルネ&ストロベリーティー

12月23日(土)
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12月24日(日)
鎌倉cafe vivement dimanche フレンチトースト(ホイップクリームとミルクジャム)
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(本投稿の執筆時間 50分)

 

 

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