【Excel】小計全てを合計したい。与えられたデータの規則性を把握し、関数で効率的に集計。

小計を全て合計したいのだが、どうやるべきか?

上の画像のような、「(大項目ごとの)小計」が間に入っている勘定科目のデータ(サンプルデータにつき数字は適当に入力しています)について、勘定科目を集計したい(小計を合計したい)。

どのような方法で合計すべきか?

Excelで、単純に足し算するのはどうも・・・

上の画像のように、(大項目ごとの)小計が入っているセルを一個ずつ選択しつつ、足し算していっても良いのかもしれませんが、手間も時間もかかります。

このサンプルデータに限っては足す対象のセルが多くないものの、足す対象が増えれば増えるほど、一個ずつ足し算すると時間も手間もますますかかってしまい、入力ミスないしセルの選択ミスが生じやすくなってしまい、効率が良くないです。

そこで、セルの単純な足し算ではなく、なんとかして関数を使いたいです。

関数を使うが、その前に、データを一覧してデータの規則性を把握する

小計行の金額(C列)だけを集計しようと、sumif関数の使用を思いつきました。

sumif関数は、検索範囲における検索条件(となる値)に対応する(同じ行にある)、合計範囲における値を集計する関数です。セルへの入力は、”=sumif(検索範囲、検索条件、合計範囲)”となります。

下の画像(サンプルデータ)において、検索範囲はA列(大項目)、合計範囲はC列(金額)と、頭にすぐ描けましたが、検索条件となる値はどうすべきか、考える時間が必要になりました

検索条件は、A列にある文字列にするところですが、小計行の文字列は同じではありません。しかし、よくみると、最後は必ず「集計」で終わっています。

この、最後が必ず「集計」で終了しているという、データの規則性を把握することがポイントとなりました。

検索条件に、任意の文字列を示す*(アスタリスク)を使う

検索条件は、その一部を定型字句に、残る一部を任意の文字列とすることができますが、任意の文字列は*(アスタリスク)を入力します。

sumifの関数の引数は、下の画像の通りになります(検索範囲と合計範囲は絶対参照にしています)。検索条件は、”*集計”(アスタリスクの次にすぐ「集計」と入力)とします。検索条件である文字列の最後は「集計」で終了し、かつ、それより前の文字の列は任意の文字の列となります。

関数を使うことにより、セルを一つずつ選択して足し算するよりも、時間と手間が省け、セル選択誤りなどによる誤入力のリスクは減り、セルの中の式がシンプルに見やすくなります。

sumif関数で集計完了!〜終わりに

下の画像のように、セルC23(金額列の総計行)に、小計の合計が表示され、集計が完了しました。

Excelでデータを集計、加工する際に大事にしている心がけは、効率化。平たくいえば手を抜くこと=手間と時間を極力減らすようにすることですが、具体的には、

  • 関数を使う
  • データを一覧し、規則性を見つける
  • 関数の使い方は、ネットや本で調べ、より良いと思われる方法はどんどんやってみる

ようにしています。

Excelに親しみ、効率化を図り、時間を浮かせ、時間持ちを目指しています。時間持ちになりましょう!

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