会計ソフトは毎日見る。体温や血圧を毎日測るのと同じこと。

公認会計士と税理士は企業のドクター(医師)。だからこそのアドバイス。

公認会計士と税理士は企業のドクター(医者)、経済社会のドクターです。私も含めてそのようにとらえて仕事をしている同業者がほとんどのはずです(個人の所得税や相続税などの視点からすると、家計のドクターともいえます)。

だからこそのアドバイスだと信じているのが、体温や脈拍や血圧を毎日測るのと同じように、会計ソフトの数字売上経費利益現金と預金(お金)の残高、資産、負債、純資産~を毎日(少なくとも毎営業日)5分程度は見ます(見る時間はそれぞれの企業の実情によりますが、少なくとも毎営業日見ることがポイントです)。

お金は毎日(毎営業日)動くもののはずです。頭のなかの記憶や感覚では、お金の動きと有高をわかっていたとしても、取引の事実にもとづいてデータとして視覚で読み取って理解できるものでなければ意味がありません

記憶や感覚は往々にして曖昧で、過信しやすいものだからです。特にお金が無くなってしまえば経営が行き詰まりますから、記憶や感覚だけで判断せず、事実に基づいたデータを見ることは必須です。

会計ソフトの数字を毎日(毎営業日)見ることは、経営の数字に強くなる、ひいてはより良い経営を実現するためのトレーニング

このことも、健康管理と同じだと思っています。

体温にしても脈拍にしても血圧にしても、日々データを見ることにより、体調の現状がわかり、健康管理への意識が高まり、自分の体調のより良い管理と理解につながるのと同じことです。

実は、コロナ禍より前に、毎朝体温を測る習慣がありませんでした。熱があるなあと思っていても、その感覚を無視して、もっといえば感覚を体温というデータで確認することなく、毎日の仕事や生活を繰り返していました。

ちょっと調子が悪いなあと思って体温を見ると37.1℃だったりします。以前は無視していましたが、最近ではこのくらいの体温では無理押しせず、早く就寝する、休憩を長めにとる、水分と、おいしいものを普段より意識して多めに摂るなどしています(幸い、コロナ禍においてまだ37.5℃以上になっていません)。なお、脈拍は日々Apple Watchで記録されています。飲む水の量は、iPhoneのアプリ”Water Minder”に日々記録しています。

おかげさまで、健康管理は比較的うまくいっていると実感しています。

経営も、会計ソフトの数字を毎日見ることによって、企業の現状がはっきり理解でき、緊張感が生まれ、放漫になることなく引き締まった経営(ひとにたとえると、筋肉質で余分なぜい肉がなくて、メタボではもちろんない引き締まった状態)につながるものです。

当事務所も毎日会計ソフトの数字を、月次損益推移表、試算表、資金繰りレポートでみて、現状をつぶさに確認したり、振り返ったり、観察したりしています。

毎日会計ソフトを見るだけではない。毎日入力もする。そうすると登録のモレを圧倒的に減らせる上、時間の節約にもつながる。

毎営業日会計ソフトを開いてみるわけですから、開いて数字を見るだけではなく、数字をアップデート、すなわち取引を会計ソフトに登録します。ネットバンキングやクレジットカードのデータ同期も自動同期されていなければ、手動同期で登録しています。

クレジットカードが使えないなどでやむを得ず同期できない電子マネーや現金で支払った経費についても、このときにもれなく登録します。

毎営業日登録すると、(登録しなければならない領収書や請求書が)溜まりませんから、月次の締めにも時間がかからず、なにより登録モレ、登録忘れが圧倒的に少なくなりました(少なくなった要因として、振込や口座振替やクレジットカード払いにできるものはすべてそうしているというのもあります)。

体感的にすぎませんが「毎営業日会計ソフトを見て登録する時間+月次の締めに必要な時間」は「月に一度だけ会計ソフトに登録して月締めする時間」よりも短いように思います。

毎日(毎営業日)会計ソフトを見て、取引の登録もすることによって、時間の節約につなげることもできるのです。

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