顧問契約では、決算が段階的に早くなるよう進捗管理とコーチング。
月次決算の進捗管理表を共有します
月次決算・四半期決算・年度決算の早期化を実現することにより、顧問先様においてより早い経営判断につなげるとともに、時間を生み出す・増やすことを目標とする当事務所の顧問業務のひとつである月次チェック業務。
顧問先様における取引の会計ソフト(freee)への登録から、月締め、税理士のチェック、コメント、フィードバック、訪問までの流れと目標期日をまとめた表(Excelシート)を、顧問先様と共有しています。
上記の画像(サンプル)は、顧問先様における取引の登録が翌月8日まで、税理士のチェック完了が翌月12日までとなっていますが、サンプルは起業してからの年数が1年程度でまだ経理業務に習熟していない状態の顧問先様の例です。
起業後の時間の経過と経験の蓄積により、慣れてくるにしたがって、目標期日を段階的に短縮します。
顧問先様それぞれですが、たとえば月次では翌月3日までに取引登録完了、翌月5日までに税理士のチェックとフィードバックがすべて完了というのが、早いパターンです。
オーダーメードで作成
この進捗管理表、目標期日の設定が非常に大事です。
経理業務に慣れないうちから、あまりにも短い目標期日を定めてしまうと、達成できませんし、
逆に、あまりにも長い(たとえば、会計ソフトへの登録完了が翌月14日など)と、「頑張って達成しよう」という意欲も湧きにくく、決算早期化を達成するのが難しくなってしまいます。
目標期日の設定については、顧問先様におけるビジネスの業務量、経理の知識やスキルその他ニーズなどを理解した上でよく話しあい、少し頑張れば、数値化すれば「4%頑張れば達成できる」目標期日を設定します。
「頑張ろうという意欲をもって頑張れる」こと、これを数値化すれば「4%頑張れば達成できる」ということだと思っています。
そして、目標期日というハードルは、段階的に高くしていきますが、これもまた、顧問先様が経営上の判断としてコミットできる程度の上げ度合です。
もっとも、翌月になってからまとめて会計ソフトに入れるよりも、少なくとも毎営業日会計ソフトに入れるのがベター
月の途中には、会計ソフトを全く操作せず、翌月になってから前月分をまとめて会計ソフトに入力するのは、良いやり方とはいえません。
ビジネスをする以上、お金は毎日動きます。
毎日、少なくとも「毎営業日」、その日又は前日(前営業日)の取引を登録する時間をつくって、登録するのがベターです。
私は、毎営業日、営業開始前の朝の10分以内に、前営業日の取引をfreeeに登録しています。そのおかげで、翌月初めの月次決算がラクです。1日には、遅くとも3日までには、登録もセルフチェックも終わります。
毎日あるいは毎営業日、会計ソフトに取引を入力(登録)する時間をつくって、習慣化しましょう。
(本投稿の執筆時間 60分)