「一日一新」という「微小な」生き方改革
(今日の一日一新。発売されたばかりの「南アルプスSPARKLING無糖ジンジャー」砂糖の入っていない辛口ジンジャーエールという感じでした)
毎日同じことの繰り返しでは・・・
毎日同じ時刻に自宅を出発して、毎日同じ通勤電車に乗って、毎日同じカフェで一服して、毎日同じ職場で仕事をして、毎日同じ通勤電車で帰宅して、毎日ぐったりした状態で床に就く。
私にもそのような時期がありましたし、今も、強めに「少しは昨日と・過去と違うことをしよう」と思わないと、決まった型、ルーティンにはまり込んでしまうきらいがあります。
決まった型、ルーティンにはまり込んでしまうというのは、二律背反的なものがあります。
まず、決まった型・ルーティン通りに動くのは、楽ですし、快適だったりします。だからこそ、なかなかそこから抜け出せなかったりします。
しかし、決まった型・ルーティン通りに動き続けると、飽きてくる上、心のエネルギーがだんだん低下していくともいえます。そして何よりも、無限に広がっているはずの未知の世界を知ることができなくなる、まだ開拓していない自分の才能を開拓する機会を失う、さらには、気がつけば年を重ねてしまい、あれから十何年と経過してしまい、あの時ああしていればよかった、と後悔だけが残ってしまうといえます。
そして、変化に対応できなくなるリスクも高まります。変化の激しい現代では、変化に対応する能力の重要性が増しています。そのような中で、変化に対応できなくなるというのは、死活問題といえるのではないかと思います。
税理士の間で静かに広がったムーブメント
さて「一日一新」というのは、今日一日のうちに、一つでも、過去にやったことのない新しいことをやってみよう、試してみよう、挑戦してみようというもので、なおかつそれを記録し、ブログに載せていく活動のことです。
税理士の井ノ上陽一さんが起こしたムーブメントで(詳しくはこちら)税理士の間で静かに広がり、今では他の業界にも広がっているようです。
これを応用して(「応用して」と書きましたが、どちらが先なのかはよくわかりません)、一日一捨というのもあります。毎日何か一つを捨てていくというものです。
さて、私は、毎日の「一日一新」をブログに載せることが出来ていませんが、意識はしていて、冒頭の写真のように、コンビニで買ったことがないものを買ってみるなどの微小な一つのことは、日々やっています。
世の中には色々な人がいて、大きな新しいことを、毎日実践している人もいます。移住、長距離移動、旅、マラソンなどスポーツの記録更新など様々です。
私は「一新」は、微細なことでも構わないと思っています。
- コンビニで買ったことのないものを買ってみるとか
- いつもいくカフェやレストランで注文したことのないものを注文してみるとか
- 駅まで歩くルートを、一つ手前の交差点で曲がるなどしてわずかに変えるとか
他にもあると思いますが、微細な、些細なことだけでも構わないと思います。
大きなことを成し遂げることは、素晴らしいことですし、尊敬すべきことですが、なかなか大きなことを日々成し遂げるのは、私には極めて難しいからですし、極めて難しい方も少なくないと思います。
その代わり、毎日続けることが重要と考えています。
10年繰り返すとどうなるのか
人生は、毎日が冒険で、ワクワクするものでありたいと思っていますが、私にはなかなかうまく出来ません。なんだかんだで、失敗を恐れてしまいますし、周囲の目が気になってしまいます。自己啓発系の本では「失敗しろ」とか「炎上を起こせ」とか「周囲の目は気にするな」とか「嫌われろ」と、本当によく書かれていますが。
昨日書いたことと矛盾してしまうのですが、やっぱり、炎上を起こすようなことにはなかなか手が出ませんし、周囲の目は気になってしまいます。
周囲の目を気にせず、嫌われても平気で、炎上を起こせれば、どんなに人生楽しいだろう・・・
と考えてしまう自分です。
しかし、コンビニで新発売されたものを買うことくらいは、簡単に出来ます。カフェで注文したことのなかったものを注文するのは、それほど苦痛を感じることなく出来ます。駅までの徒歩ルートをわずかに変えることくらいは、比較的楽に出来ます。
わずかな変化、微細な変化を毎日続けていって、10年後、私が54歳を迎える頃にはどうなっているか。
今とは違う私になっているのではないかと、信じられる気がします。
学生時代の同期に「高本、全然変わらないな!」と言われることは、目に見えていますが、それでも、10年前と今とでは、若干は違っていますし(10年前は腕にApple WatchをつけていないしiPhoneも持っていない)、今と10年後は、少なくとも「一日一新」を毎日続ければ、違った局面を迎えていると思います。
毛細血管の太さ並みのわずかな進歩であっても、進歩したいですし、そうしなければ、人生にワクワクなど訪れないと思います。
もっと、ワクワクする人生を送りたい、そう思って、これからも一日一新に取り組んでいきます!
(本投稿の執筆時間 60分)