川崎市麻生区に外国人の友人を真っ先に招待したくなるか?
秋の川崎市麻生区は、イベント目白押しです。春に並ぶイベントシーズン到来です。
(写真は、昨年の多摩美の山の「ART PARTY」人出がピークになる前の落ち着いた時間ですが)
今週末、10月21日(土)は禅寺丸柿まつり(柿生)
10月29日(日)はしんゆり北口マルシェ(新百合ヶ丘)と
多摩美の山(読売ランド前)のART PARTY
KAWASAKIしんゆり映画祭の初日でもあります。
さらに来月最初の週末(11月4日(土)〜5日(日))には
柿生でVege&Fork Marketです。
この時期の麻生区は、本当に楽しくって、地元である麻生区を誇らしく思います。
豊かな生活文化と、見知らぬ他人との緩やかな関係も感じられ、東京都に従属したベッドタウンではない、東京都とは独立した、流行や文化を生み出せる地であることを感じます。
外国人に友人がいたら、首都圏在住ならばもしかすると一般的には、都心や鎌倉、箱根、日光あたりに行くのでしょうが、この時期に関しては、地元の麻生区に招待したくなります。
さて、イベントのあるときは、本当に地元を楽しめ、外国にも発信しうる実力と魅力を持つ麻生区ですが、イベントの無い特に夏と冬は、まだまだ単なるベッドタウンの域を出ないような気がします。
夏と冬、もっというとイベントの無い時期に、外国人の友人を麻生区に真っ先に連れて行くでしょうか?
その友人が「鎌倉に行きたい」などと言って、行きたい日本の場所をリクエストすれば別ですが、私は、地元民として、イベントがなくてもまずは、地元の麻生区に招待したいと、思うようになりました。
鎌倉や湘南に比べても、店は少ないし、単なる住宅街としての存在感が強すぎるのですが、それでも、名店はあります。
一汁五菜や、しょうが、しもかわ、とん鈴など、名店は確かにあります。
名作映画なら川崎市アートセンターもあります。
nichinichi、カンガルー、ユキのような、名パン店もありますし。
観光地化されているわけではありませんが、王禅寺や、琴平神社、麻生不動尊、高石神社に法雲寺に香林寺もありますし、
自然が好きなら、それこそ多摩美の森を歩いて、帰りにカフェ・ド・シュロでお茶してもいいわけです。
訪日する外国人が楽しめるものは、確かに麻生区にあります。
しかしながら、現状は、観光に力を入れていなくて、相変わらず、東京都に従属する住宅街のままです。単なる住宅街に、旅行者はなかなか訪れたいとは思いません。
麻生区にはまだまだ、外国人を招待したくなる場所としてのイメージがないのです。
ところで、本来、芸術文化の街というのは、ベッドタウンとは相容れないものです。
芸術文化の街ならば、様々な人がやってきて、一時にせよ交流を楽しみ、一方では、世界に向かって流行や文化を生み出して発信することが必要だからです。その点では同じ県内でも鎌倉や湘南は、観光客も観光資源も多いのみならず、発信力が強くて、芸術文化の街たる要素を強く持っているといえます。
個人的には、まず、麻生区は、食でもっと盛り上がって、例えば毎週どこかでマルシェをやるとか、個性的で地産地消にこだわったカフェやレストランがもっとたくさんできれば、麻生区は観光においても十分盛り上がり、芸術文化の街たる要素を一層強められると考えています。
食べに行きたくなる街を、麻生区として目指せば、いまよりももっと、外国人の友人を真っ先に招待したくなる街になるのではないかと思っています。
(本投稿の執筆時間 60分)