事務所のマウスをトラックボールに変えてみています
事務所のマウスをトラックボールに変えてみて3日目を迎えました。
使っているのはロジクール ワイヤレストラックボール m570tです(リンクをクリックすると、Amazonの販売ページにジャンプします)。
これまで、当たり前のように(トラックボールという選択肢を知らずに)マウスだけを使ってきましたが、マウスは手を結構動かすので作業時間が長くなると手に疲労が溜まることや、マウスの可動範囲の分、机のスペースが使われてしまうことに気づき、変えてみました。非常勤として勤務している監査法人の職員の方が使っているのを見て、また、ITスキルと税理士業務を統合し「ひとり税理士」として会計業界に新たなワークスタイルを提案している井ノ上陽一氏の本を読んで、トラックボールに関心を持ちました。
マウスに慣れきっているので、トラックボールでマウスポインタを動かす際、ポインタを思うような位置にピタッと止めにくいと感じていること、また、トラックボールが手にまだなじんでいないとも感じています。特に、エクセルで図のオブジェクトを貼り付けて、大きさを変えるときに、マウスポインタがぴったりのいちに止まらないので動かしづらいと感じてしまっています。
一方で、手を大きく動かすことなく、せいぜいトラックボールに触れる親指と、人差し指、中指くらいしか動かさないので、手への負担は少ないと感じています。慣れが必要なようです。エクセルの描画のようにマウスがやりやすいと感じたらマウスに変え、併用するかもしれません。
最近はショートカットキーをなるべく覚えて使ってみる、ということもしていますが、トラックボールの利用も含め、仕事に必要な道具や動作を変えてみることも「働き方改革」ではないかと思います。こうした道具や動作の変更は、劇的に大きな変更ではなく、ごくわずかな変更に過ぎないように感じますが、このわずかな積み重ねが、数年かけて大きな効果となって表れるような感じもします。
慣れは大事ですが、慣れたやり方が、気が付けば非効率だったり、時代遅れになってしまったりします。慣れたやり方が、実際に安全なこともあるかもしれませんが、安全なように見えたり感じたりするだけで、実は時間や資金の浪費、機会の喪失につながっているかもしれません。
慣れた既存のやり方がベストか、ベターか、それとも変えたほうがいいのか、誰かが教えてくれるとは限りません。人の話に聞き耳を立てたり、本を読んだり、セミナーで勉強したりと、情報を収集して自分で気が付くしかないことも多々ある気がします。
慣れたやり方をやめて、新しいやり方を導入するのは、大きな労力がかかります。また、失敗のリスクもあります。一方で、新しいやり方を導入することによって「産みの苦しみ」を味わった結果、慣れた従来のやり方よりも、効率的に短い時間で仕事を仕上げられるようになったり、生産性が高まったりもします。
働き方改革というのは、慣れたやり方をやめて、新しいやり方を、労力をかけて失敗のリスクを受け入れつつ頑張ってやってみることのようです。
(本投稿の執筆時間 45分)