クリーンデスク

机の上をきれいにしておくこと、クリーンデスクを心掛けています。

モノが散乱していたり書類が山積みになっていたりして、整然としていないデスクだと、「なんとなく」レベルであってもモヤモヤした気分になって仕事への集中力が削がれたり、すぐに使うべき書類がどこかに紛れ込みやすくなり、探す必要が発生した場合には余計な時間を消費したりしてしまいます。

逆に、整然と片付けられたきれいなデスクでは、気持ちがスッキリし、集中力が増します。

経理業務の世界は、書類との格闘の世界といえます。
領収書、請求書、納品書、注文書、契約書、稟議書、議事録など取引の証拠となる書類、月次、四半期、年度決算における業績の報告書、税務申告書、事業計画書など、いやでも付き合わなければならない膨大な書類を「どう飼いならすか」が、業務の生産性、快適性を決めていきます。その飼いならす手段のひとつとしてクリーンデスクがあります。

クリーンデスクは、監査法人に勤務していたころには、特に力の入った指導を受けました。それは監査現場においてはクライアントからお借りした資料を、万が一にも紛失したり汚損したりしないようにするためであり(監査現場においてコーヒーなどの飲みものを、ふたの無いカップで頂いた場合には、素早く飲んでカップを空にしています)、監査現場でも事務所でも調書とする書類を体系的に整理し、紛失を防止したり、保管スペースを不必要にふさいでしまわないようにしたり、作業効率を上げたり、思考を整理したりするためです。

最近ではパソコンのデスクトップも、置くアイコンは「ごみ箱」だけにして、ドキュメントやショートカットなど他のアイコンは置かないようにしています。以前はドキュメントのアイコンやショートカットでごちゃごちゃしていましたが、ごみ箱だけになったとき、とてもすっきりした気分になりました。デスクトップをきれいにするとWindowsの処理能力も改善するようです。処理能力の改善はあまり強く実感できていませんが、少なくともデスクトップがごちゃごちゃしていない分ストレスが減ったような感じはしています。

クリーンデスクは、わずかかもしれませんが、ストレスの軽減にもつながっているような気がしています。

小さなストレスであっても日々受け続けると、長期的には大ダメージになると思います。水滴が岩に当たり続けることによって長い年月かけて岩が削られてしまうように。

クリーンデスクは職場環境(執務環境)改善の第一歩といえますが、職場環境(執務環境)を快適にしていくことで、ストレスを少しでも軽減し、効率化と生産性アップを図りましょう。

(写真は、当事務所のデスク)

(本投稿の執筆時間 40分)

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