東逗子駅前の将来を描くタウンミーティング、PUBLIC LIFE LABOに参加した話

東逗子のまちづくりってどんな感じなのかなあ、と思い参加。

先週末(6月23日)に逗子市商工会館(雨天でなければ、東逗子ふれあい広場で開催予定だった)で行われたタウンミーティング”PUBLIC LIFE LABO”について。

東逗子ふれあい広場(以下「ふれあい広場」という)は、芝生と桜の木で彩られ、東逗子駅を挟んで鷹取山の豊かな緑の森を見渡せる、ホッとする広場。

毎月第一日曜日の東逗子朝市、七夕まつり、沖縄フェス”ちむどんどん逗子”、夏まつり・盆踊り、ハロウィン、クリスマスイルミネーションと、一年を通して多彩なイベントが繰り広げられている。

PUBLIC LIFE LABOのことは街の掲示板で知り、頭のアンテナに引っかかっていた(コーヒーをいただけることも魅力的だった)。

そして、晴れた日にふれあい広場の鮮やかな緑を見て、行こうと決めた。日程を調整し、参加申し込みをした。

当日は、午後から都内で予定があり最後まで居られないが(30分早く退出することとなった)、時間のゆるす限り参加することに。

再開発が2027年度に完了する、東逗子駅前の将来像〜新たな日常

ふれあい広場は、隣接する旧・放課後児童クラブの用地とともに再開発(JR東逗子駅前用地活用事業)されることになっている。複合施設(子育て支援センター、図書館の分室、コワーキングスペースなどが入る予定)が建設され、その前に新たな広場が整備される。再開発は2027年度に完了する予定となっている。

今回のPUBLIC LIFE LABOでは、再開発後に実現したいこと〜新たな日常〜を参加者同士で語り合い、その成果をシェアし、再開発に反映することを狙いとしている。

LABOの冒頭、池袋エリアのまちづくりにおいてプロデューサーを務める青木純さんがKeynote Address(基調講演)で、「ハコ(施設)はできて終わりじゃない、磨き(活用し)続けよう!」という趣旨で講演を展開していたのが印象に残った。

青木純さんのKeynote Addressより。南池袋公園を、特に待ち合わせしなくても仲間に会える目的地にしてきたエピソードが印象に残った。

逗子にかなり満足していた自分にとって、かなりのパンチがあった!

資料とCoffee。CoffeeはBREATHER!気分が上がった!!

同席した参加者とは、短い時間にもかかわらず、みんなこよなく逗子を愛しているからか、話がかなり盛り上がった。中でも特に印象に残ったのは、

  • 子どもたちによりよい未来を残すために、(ただでさえ素晴らしい(と筆者は思っている))逗子を、さらによいところにしたいと発言したお母さん。
  • (小学校の先生のアイデア)新たにできる広場に、再利用可能な廃材や資材の置き場を作って、子どもも大人もその廃材や資材を自由に使って、DIYで家具や道具をつくれるようにする。DIYのやり方は知っている人がお互い教えあう感じ。子どもについては、レッジョ・エミリアというイタリア発祥の教育方法を参考に、その自主的で自由な活動や創作をうながしたい。逗子のそれぞれの小学校には面白いアイデアを持っている先生が少なくないはずだけど、現状、小学校の枠を超えた交流がない。枠を超えた先生同士のコラボで、街全体を学校にしていきたい。
  • 役所には福祉や健康や暮らしの面において、さまざまな相談窓口があるものの、弱音を吐きにくい。役所以外において、弱音を吐きやすい場所をなんとかつくれないか?

上記のなかでも、小学校の先生のアイデアが一番インパクトがあった。いま、こうしてブログを書きながら思い出しているのが、Cinema Amigoで観た映画「夢みる小学校」

「夢みる小学校」で実践されているように、小学生が自分たちのアイデアとスキルを使って自発的に自由に、先生のサポートを受けながら(先生は子どもに一方的に「教える」んじゃなくて、子どもたちのアイデアを実現するために「助言する」!)、校舎の建物などいろいろなものを生み出していく。そうしたことを、逗子の至るところで、小学校の枠を超えてやりたいと。それはすごい!逗子でこそ実現しそうな気がする!

筆者は、(例えば、毎月開催されている)東逗子朝市には年に7〜8回足を運んで買い物をしているが、お店のひととはよく話し馴染みのお店もできたものの、朝市に来ているひと(朝市の他のお客さん)とのつながりができないので、お客さん同士との会話が自然に生まれるといいなあという話をした。

それにしても、どのテーブルも(テーブルは全部で6つ、参加者は40人くらいだったと記憶する)、ディスカッションはとても盛り上がっていた。移住3年目を迎えたばかりの自分は、逗子にかなり満足していたところだったが、最高な都市・逗子を、さらなる高みに持っていきたいとする逗子愛の熱量と強度を感じ、PUBLIC LIFE LABO、かなりパンチが効いた場だった。参加出来て良かった!

東逗子ももちろん逗子だし、おしゃれ。でも、都会になりきれていない。そこが東逗子の良いところ!

LABOで「『東逗子は逗子ではない』とか『東逗子はおしゃれじゃない』と言われることがある」という発言も聞いた。

筆者は、それは違うんじゃないかという気がしている。

東逗子ももちろん逗子だし、東逗子もおしゃれ。だからこそ、Fujico Muffinやクルクルシナモンをはじめとした、食のアルティザン(職人)が出店し、熱く支持される。

でも、筆者として否定できないこともある。それは、逗子中心部は都会といえるけど、東逗子エリアは「都会になりきれていない」こと(住宅は密集してるほうなので、田舎とは言いたくないが)。

確かに、名店が逗子駅・亀岡八幡宮・逗子海岸に至る「逗子中心部」や、小坪エリアに集中しているのに対し、東逗子エリアはそもそも店が多くない、人もそれほど多くない。

でも、その「都会になりきれていない」ところが、東逗子エリアの良いところだ。筆者はそう思っている(もうちょっと店が増えるといいなあとは思っている)。

沖縄や小笠原などの離島には山がある。東逗子は離島の山あいで感じられるような、山由来の野性が感じられる。そして何より、静けさがあり、都会的喧騒はほぼ無い。落ち着く。

おわりに〜逗子の方程式

常々、(逗子も東逗子も含めて全域として)逗子というところは、都会的な洗練と、大自然の野性が絶妙にブレンドされ、純粋なマインドが生まれやすい土地だと感じているところ、

逗子とは「洗練×野性=純粋」という方程式で表現できる、稀有な都市だ。

そのような逗子が、さらなる高みを目指し、世の中に向けてグッド・バイブレーションを起こし続けていく。これは、本当にワクワクすることだ!東逗子からも目を離せない!

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