蔵書リスト作りと蔵書のたな卸

本との向き合い方を、より深めるために

蔵書リスト作りと、定期的なたな卸を始めています。

蔵書リストを初めて作ったのは2022年10月でした。それ以前は、買った本や、売ったり捨てたりした本を記録していませんでした。

(業務上の本は、freeeにそのタイトルを(備考欄に)入力しつつ取引登録しているものの、会計帳簿に最低限必要な情報(日付、金額、取引相手(書店などの名称)、タイトルなど)のみの記録であり、また、一覧性があるわけではない(品目検索すれば一覧できるが検索操作の手間あり))

そこで、蔵書をリスト化することで、

  • 蔵書についての思考を整理する
  • 手持ちの本を一覧できるようにする
  • 購入時期だけでなく、出版時期や版数も記録し情報の鮮度を確かめる
  • 読書の進捗状況や実績、保存する目的を言語化する
  • たな卸の記録を残すと同時に処分するかどうか決める(処分記録も残す)

ことをとおして、本との向き合い方(知識との向き合い方といってもいい)を深めたいと考えました。

リストの項目(つくり)

リストの項目は以下のとおりにしています。

  1. 通し番号
  2. 書名
  3. 著者名
  4. 出版社
  5. 第◯版
  6. 発行年月
  7. 購入年月
  8. 業務区分(会計、税務、経営、IT、経済など)
  9. 用途(精読用かリファレンス用かその双方か)
  10. (精読するものについて)読了日
  11. 重要度
  12. 備考(読書の進捗状況や、保存しておく理由その他留意することを記載する)
  13. たな卸チェック
  14. 処分予定と処分年月

下の画像は、蔵書リストの一部の抜粋です。

少なくともたな卸の時点(直近は12月12日)で、発行年月からどのくらいの時間が経っているかや、読了日欄や備考欄から読書の進捗状況や保存目的をレビューし、

さらに版数をみながら、改版が発売されているかどうか調べたり(必要があれば買い替える)します。

リスト化することにより、本のことがもう少しはっきり「見える」ようになった上、

これまでは積読が少なからずあったところ、必要性がなくなっているのに積読を続けるのはスペースとお金が無駄になるので、それを防止することにも役立っていると感じます。

シーズンごとにたな卸をしつつ、手放す本を決めて手放す。

3月、6月、9月、12月にたな卸をすることにしています。その度に、手放す本を決めて手放します。なお、購入は必要性が生じた都度、購入しています。

本を循環させる(知識を循環させる)、つまり入手することと手放すことの双方を繰り返し、書棚に滞留しないようにする、という考え方を取り入れ、たな卸の時期に、手放す本を決めて売却、処分することにしたのです。

おわりに〜本を読み続けることは、知的生産に欠かせない

リスト化することは、思考回路をととのえること。ととのうと、本との向き合い方を深めることができます。

会計士業務と税理士業務は知的生産に基づくものであるため、読書は欠かせないものですが、読書の質を上げるため、知識を循環させて良い流れを作るため、リスト作りとたな卸をすすめていきます。

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