物価高に備えるためにも、生命保険と損害保険を見直す。必要なものだけに絞り込む。
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1円たりとも無駄にしないで
日本FP協会のAFPも有していますが、会計士・税理士という職業柄、切っても切れない「お金と経済」についてはかなり関心を払っています。
今日、関東甲信地方ではまだ6月にもかかわらず梅雨が明けてしまい、週間予報を見てもこの先1週間雨マークが無いのを見て「お米など農産物が不作になったりしないだろうか?不作のためにさらに物価高になってしまわないか?」と心配になってしまいました。
しかし心配ばかりしても仕方がない。削れる出費は削ることによって物価高に備えることにします。今回は「保険の見直し」です。
保険証券を全て机やテーブルの上に並べるだけでも、してみよう
FPや、保険に詳しい税理士さんのコンサルティングを受ける以前に、そもそも、保険契約って普段は意識することがないので、生命保険や医療保険の保障内容や、損害保険の補償内容って、忘れがちです。
そこでまず、持っている保険証券を全て机やテーブルの上に並べてみる。
電子化されていて紙ベースの保険証券が無ければ、電子保険証券を全てPCのデスクトップに表示させる。
まずはそうすることで、かけている保険の全体像をぱっと見でわかるようにして、それから、保険証券の保障内容や補償内容をさっと一読します。
人によっては、保障・補償内容が重複するものに気が付いたり、保障・補償内容が高額過ぎるんじゃないかと疑問を持ったりすると思います。この気づきや疑問がとても大事です(保障・補償内容の多寡については、収入支出の将来の見通しに基づく必要があり、コンサルティングを受ける場合も考えられますがここでは割愛します)。
保障・補償内容が重複する保険契約は、解約
私の場合は、甲社の自転車向け保険と、乙社の賃借人向け火災保険と、丙社の生命保険の医療特約を見比べて、
- 甲社自転車向け保険のケガによる入院補償は、丙社生命保険の医療特約とかなり重複する(甲社は入院初日から出る180日型、丙社特約は入院5日目から出る120日型という違いはあるが、重複が大きいと判断した)
- 甲社自転車向け保険の個人賠償責任保険(補償額2億円)は、乙社の賃借人向け火災保険の個人賠償責任保険特約(補償額1億円)と、補償額の差はあるが重複する(保険事故が発生した場合、個人賠償責任保険はどちらか1社のみ適用可能)
神奈川県では、自転車事故による損害を賠償する保険に加入するよう義務付けられているところ、乙社の火災保険の特約として付いている個人賠償責任保険も、自転車事故に対応することを考えた上で
- 逗子では日々自転車(クロスバイク)に乗っているけれど、いわゆるママチャリよりは速いがロードレーサーよりは遅い
- 泊まりがけで行くようなロングツーリングをしたいという欲求はなく、鎌倉や葉山に行くことと、最も遠くて城ヶ島あたりを想定(日帰り圏のみ)
- 逗子の中心部や、最寄駅(東逗子駅と神武寺駅)にはヘルメットを被らないことも多いが(被るべきであるのは認識しているが荷物が増えてしまうので・・・)、それより遠いところにはヘルメットを被る
ことを考え、甲社自転車向け保険は解約して、乙社の個人賠償責任特約と丙社の医療特約でカバーすることに決めました。
甲社の解約により年間4,000円弱の支出を削れます。
そもそも不要と判断したものにお金を支払うのは1円であっても大きい無駄になるので、こういった支出を削れるのは金額の多寡にかかわらず大きな成果です。
今は防戦一方でもいい。攻めるべき時に攻められるよう備える!
現実を見ると、給料や報酬のアップは、物価のアップに比べると、かなり遅いです。なので、まずは防戦一方でも構わないので、守りを固めます。
物価高の傾向は当分続くと思われるものの、攻めるとき、攻めることのできるときは必ずやってきます。その時に備え、今は防戦一方でも構わないので、しっかり支出を見直して削れる支出は削って、節約して、攻めるときに備えましょう!