「緊急事態宣言」発令中も、当事務所は「ひとり税理士」として通常通り営業。ただし一部通常ではないやり方あり。
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「ひとり税理士」としての通常営業。
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されています(執筆日2020/4/14現在。2020/5/6までの予定)が、当事務所は通常通り、月~金(祝日除く)9時~17時まで営業をしております。
事務所は自宅とは異なる場所に所在していますが、自宅から事務所までは徒歩20分程度で、公共交通機関を使うことは全くなく、さらに人通りの多い道を歩く必要は一切なく到着できます。通勤において、いわゆる「密集・密閉・密接」の「3密」は完全に避けられています。
さらに、当事務所は「ひとり税理士・公認会計士」の事務所、所長ひとりで運営している会計事務所であり、職員はひとりも雇用していません。
したがって、事務所内で職員に感染する可能性はありません。事務所に来訪者が無い限り、ひとり税理士としてずっとひとりのオペレーションを続けています(宅配、郵便以外の来訪者は、後述するように、行政からの外出自粛要請が無くなるまでは受け付けません)。
さらに、ひとり税理士として、新型コロナウイルス感染拡大以前からITの駆使ということに取り組んでいましたが、現在ではむしろ強化しているところです。
- クラウド会計ソフトのみを使用
- 契約にはクラウドサインを使用
- お客様との資料の共有は電子データにより、GoogleドライブやOneDrive、Dropboxを使用
- 電子メールを使用
- オンラインチャットサービスを使用(今月からChatworkの使用を開始しました)
- Skypeを使用
- 緊急時には携帯電話を使用
- 固定ネット回線ではなく、モバイルルーター(WiMAX)を使用
- 税務官公署への申告は全て電子申告(e-TAX、eLTAX)による
- デスクトップPCは一切使用せず、ノートパソコンのみ使用
- iPhone、iPadを積極的に業務に使用
「緊急事態宣言」発令により、国を挙げてテレワークの推進が強化されていますが、多くの会計事務所ではクラウド会計ソフトの導入などにより、テレワークの対応が進んでいると思われます。そのなかでも、ひとり税理士の事務所は(小職の独断と偏見はあるかもしれませんが)テレワークに完全対応している事務所が多数と思います。
これから下記に記す「通常ではないやり方」はありますが、それらを除けば「緊急事態宣言」下でも職務を遂行できる当事務所を含めた「ひとり税理士」に仕事を依頼するのも、有力な選択肢です。
通常ではないやり方1:普段は「直接対面」を重視していますが、行政の要請が無くなるまでは、しません。
当事務所、当職はFace to Faceつまり直接対面を重視しており、契約時、月次、四半期、決算打合せ、決算申告内容報告会、税務調査立会といった、節目の重要な面会は最も重視していますし、それ以外の場面でも、専門的見地から重要性が高いと判断した事項については、直接面会のアポイントメントをしたうえで、直接会ってお話する主義です。
しかし、現下の「緊急事態宣言」または「外出自粛要請」下においては、感染を防止するため、特別な例外として「直接対面」をしないこととしました。よって、お客様への訪問を致しません。さらに、宅配と郵便を除き、当事務所へのご来訪を受け付けません。
直接対面はしませんが、代替的な方法として「チャットサービス」「Skype」をこれまで以上に多用することで、このような状況の下でもお客様との密なコミュニケーションを図りたいと存じます。
なお、契約時における直接対面は大変重要ですが、現状において、契約時においてはSkypeで顔を合わせてお話する所存です。
通常ではないやり方2:当職の健康管理に最大限の注意を払うため、営業時間(9時~17時)を厳格に守り、少しでも体調不良を感じた場合には臨時休業といたします。
新型コロナウイルス感染拡大前には、毎朝体温を計測することは無く、だるさを感じたときにしか体温を測りませんでしたが、先月から毎朝体温を計測しております。現状、平熱36.4~36.7℃で推移しています。
新型コロナウイルスの感染有無の受診の目安は「かぜの症状や37.5分以上の発熱が4日以上続いている」とされていますが、当職としては、現状においては、免疫力ないし抵抗力の早期回復の観点から、さらに厳格な体調管理の必要性を感じます。
そこで、「外出自粛要請」が無くなるまでの間は、37.0℃超の発熱が確認された場合には、勝手ながら臨時休業とさせて頂き、回復・療養に努めることと致します。
臨時休業についてはホームページに記載いたします。
さらに、営業時間を厳格に守ります。17時以降は一切執務をせず、17時以降に頂いた連絡への返信は、翌営業日とさせていただきます。
当職は、このような状況でなければ、多少37.0℃を超えたくらいでは仕事を継続していましたが(おおむね37.5℃を超えた場合には仕事を休むようにしていましたが)、健康管理のハードルを上げ、37.0℃超の発熱で休みます。
この状況で、無理をしてはいけないと判断しました。大事をとりましょう。健康でかつ命があっての仕事であり、人生です。
おわりに
正直に言って、たとえ新型コロナウイルス感染拡大による行政からの要請が無くても、仕事をし過ぎることに正義は無いと思っています。
平時であっても、仕事は、一日8時間以内(昼休みなど休憩時間含む)で終了させなければいけません。
没頭することも確かにありますが、仕事をし過ぎて体調を崩してしまっては元も子もありませんし、さらに、仕事だけの人生では無いと思います。仕事だけに没頭してしまい、あれもしたかったのにできなかったとか、あそこに旅したかったのに旅できなかったとか、人生のやりたいことを犠牲にしないようにしたいです。
そのために、いついかなるときにも、時間内に、時間よりも早く、仕事を終了できるようにするためのスキルアップが欠かせません。
(本投稿の執筆時間 70分)