今月で、会計・監査業界入り20周年です

公認会計士2次試験に合格し、中央監査法人(当時)に入所して会計・監査業界でキャリアをスタートしてから、今月で満20年を迎えます(なお、税理士登録は2012年4月で、今年で満7年を迎えました)。

私が受験した当時の(旧試験制度の)公認会計士2次試験では、現在のように有効期限つきの科目別合格制度は無く、7科目(簿記、原価計算、財務諸表論、監査論、商法(以上必修)、(選択科目)民法、(選択科目)経営学)一括受験で合否が判定されるものでした。

必修の5科目は短答式試験があり(当時は短答式試験も年1回)、これに合格して7科目の論文式試験。

勉強量は半端な量ではなく、日曜日を除いて一日平均10時間は勉強し、1997年4月に受験勉強を本格的に開始してから2年半で、よく合格できたものだと、我ながら努力と運の良さに感心、感動したものでした。

監査法人においては、紙面に手書きする監査調書から、ノートパソコンでExcelベースで作成する監査調書(今では監査調書も電子データのままクラウドに保存するが、当時はExcelベースで作成したものを印刷していました)へと移行し始めた頃でした。

Excelでの、例えばピボットテーブルを使った仕訳データの集計や分析は、否が応にもお手のものに。

監査調書の作成には欠かせない財務分析(分析的手続)、そして証憑(証拠資料)と論拠に基づく財務データ(勘定科目残高)の評価、監査実務を通して随分鍛えられました。試験的合否とは異なるプレッシャーのもとで。

会計基準や実務指針を読み込む能力は、税理士業務において、税法や通達を読み込むことに応用できています。

公認会計士試験の経験と、会計監査がベースとなっている私の実務能力と実務経験を、これからも活かし、磨き上げ、クライアントへのサービスを通じて

  • 数字に強い経営の実現に協力し
  • 会計業務の効率化の実現に協力し
  • 経営者の皆様にはっと気づいて頂ける何かを提供し続け

モーニングコーヒーで一服したあとに頭が冴えてくるかのように、企業の経営が冴えていく力となり、もって、社会をよりよいものにしていきます。

誕生月でもある、業界入り20周年の2019年10月という節目、大切に過ごして参ります。

(本投稿の執筆時間 40分)

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