仕事に集中できる環境づくり~セールスをお断りする
ブログをお読みになっている方のなかには、様々な企業からの電話、ファックス、郵便やメール便、電子メールによるセールスを煩わしく感じたり、対応にストレスを感じている方もいらっしゃると思います。
当事務所でも、例えば会計ソフトメーカー、研修教材の販社、保険会社や不動産会社、士業コンサルや紹介会社、インターネット広告会社など、少なからずセールスを受けてきました。
仕事に集中しているときにセールスの電話で仕事の中断を余儀なくされ、再度取り掛かり集中力を高めるために費やすエネルギーの大きさは、軽視できないものがあります。
電子メールについても、不要なセールスのメールに目を通す時間とエネルギーは、軽視できるものではなく、積み重なれば大きなロスになります。
ちりも積もれば山となる。ひとつひとつは微細なストレスであっても、毎日のように継続してしまえば、ダメージは大きいものになってしまいますね。
一方、セールスをする企業の側からすれば、電子メールを送ったり電話をかけたりする時間分の人件費、媒体の印刷代や紙代など、セールスにコストが発生している以上、不要なセールスははっきりお断りしたほうが、企業のコストダウンにつながるので誠意ある対応といえます。断ることは失礼なことではなく、誠意ある対応といえます。
逆に、セールスを受ける側が要らないと感じていてもセールスを断らず、セールスする側がセールスを続ける状態になってしまうならば、誠意のない対応といえるでしょう。お互いに、不要なエネルギーとコストを費やしてしまい、良好な関係とは言えませんから。
恥ずかしながら私は、長いこと、これらのセールスを断らずに仕事をしてきてしまいましたが、今まで書いたような「セールスを受けるストレスの蓄積」「セールスを断らないという不誠実」に気が付き、断り方に気を配りながら断る方針を取ることにしました。
「(電話の場合)恐れ入りますが、当事務所では必要がありませんので、今後のご案内をご遠慮頂けますでしょうか」
「(メールやHPのお問い合わせフォームの場合は)貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。さて、当事務所あてに○○のご案内が届いておりましたが、ご案内は不要ですので、今後の発信をお止め頂けますよう、何卒、よろしくお願い申し上げます。」
など、丁重にお断りする表現を心掛けて。
セールスのメールやフライヤーを一読して必要性を感じなければ、即、お断りするようにしています。電話の場合は、手短に要点だけをお伺いし、必要性を感じなければやはりその場でお断りするようにしています。
断る方針をとってからそろそろ半年になろうとしていますが、セールスの電話、ファックス、メール、メール便などが減って、不要な情報を見ることによる時間とエネルギーの浪費が減り、仕事に集中しやすい環境が整ってきたように感じています。特にセールスの電話が鳴らない静かなオフィスはいいものだなと感じています。
(本投稿の執筆時間 45分)