生命保険契約の管理台帳を作ろう
一覧表で把握することで、保険の入りすぎを防ぐために
社長、経営者の才覚や個性が重要な経営基盤になっている中小企業において、経営者に万が一の事態が発生した場合の資金繰りに備えたり、あるいは経営者の退職慰労金の原資をつくるなどの目的で、生命保険に入ることは重要です。
また、事業上のミスやトラブルがもとで賠償責任を負うことに備えて、損害賠償責任保険に入ることも重要です。
多様な保険会社により様々な保険商品が販売されていますが、保険は企業にとっても安くない買い物であり、保険の加入は慎重に判断するべきところ、特に、保険に入りすぎないように注意する必要があります。保険の入り過ぎで保険料支払いが嵩み、資金繰りが悪化する場合もあります。
そこで「保険契約の管理台帳」を作成することによって加入している保険を一覧で把握し、四半期決算や年度決算に際して定期的に見ることにより、会社の現状に照らして保険に入りすぎていないか、あるいは、保険を追加する必要性があるかどうかを検討する必要があります。
経理処理をもれなくするために
そして「保険契約の管理台帳」、加入している保険について網羅的に記載されることが必要ですが、管理台帳の存在は経理処理(会計処理と税務処理)を適切に行う助けになります。
台帳といえば「固定資産台帳」も思い浮かびますが、固定資産とは異なるものの保険契約は「万が一に備えるための財産」として、管理するためにも管理台帳を作成する必要があります。
管理台帳のフォーマットの例
上の画像は管理台帳の一例ですが、
- 契約者
- 保険会社
- 証券番号
- 保険種類
- 契約日
- 被保険者
- 保険金受取人
- 保険金額
- 解約返戻金額
- 満期日
- 保険料の金額
は最低限記入し、その他の項目についても保険証券を見ながら適宜追加します。
特に保険金額と解約返戻金額は、将来の財務を検討する際に必要な情報であり、また、契約者と被保険者と保険金受取人は、税務処理を検討する際に利用する情報です。
保険契約の管理台帳を作成して経営管理に役立てましょう。
(本投稿の執筆時間 60分)