経営理念を言語化して書きだす スペシャルティコーヒーショップを題材に

昨年「言葉にできる」は武器になる。(梅田悟司著)日本経済新聞出版社を読み、言語化して書きだすことがビジネスを動かしていくことを学びました。

言葉という目や耳から入力される「信号」が、神経を辿って脳で処理された上、体内を駆け巡ることで、行動の「軸」になっていく。言葉「信号」が繰り返し体内を駆け巡ることで「軸」が強化され、ブレることが少なくなるということだと感じました。

さて、中小零細な会社や個人事業主・フリーランスは、それぞれの「経営理念」「コンセプト」「スローガン」「マニフェスト」など「根底にある事業の精神」に基づいて、仕事をしています。しかしながら、これら「根底にある事業の精神」を言葉にして書いて掲げて(日常的に見て)いる企業は、多くはないようです。

学生時代、総合政策学部で「総合政策学」という授業を受けたとき、「理念」が最も印象に残った言葉だったのですが、企業が直面する諸問題に対し、判断の拠り所として、明文化された「理念」が役に立つという意味もあったと記憶します。

当事務所でも「キャッチフレーズ」として「企業が冴えるMorning Coffee」を掲げました。繰り返しキャッチフレーズに触れることによって、軸を、根底にある事業の精神を固めて、社会の進歩に役立たせます。

いくつかのスペシャルティコーヒーショップの「根底にある事業の精神」をHPから引用しました。いいと思うものを参考にしながら、事業の精神の言語化を進めるといいと思います。

  1. 丸山珈琲:私たちは 産地からお客様のカップ一杯に至る すべてのプロセスに密接に関わり 生産者の想いとともに 高品質コーヒーの美味しさを お届けしています
  2. 堀口珈琲:(ブランドコンセプト)The New Coffee Classic
  3. Verve Coffee Roasters:(Manifesto)豆の栽培からコーヒーの提供まで、すべての過程に責任を持つこと
  4. 27 Coffee Roasters:(Concept)産地とお客様を繋げる
  5. 猿田彦珈琲:たった一杯で幸せになるコーヒー屋

スペシャルティコーヒーショップは皆違います。ロースター、バリスタそれぞれのかたちになりますが、こうして理念やコンセプトといった精神が言葉としてどのように言語化されているか、比較するのも面白いです。

(本投稿の執筆時間 65分)

 

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