モチベーションの源泉~悔しさか、ワクワクか~
(新百合ケ丘スターバックスで、VAIO Z)
悔しさから始まるモチベーションはスプリントレース
曲がりなりにも44年と6カ月程生き、巷の自己啓発系の書物にも少しは目を通している経験から最近思ったことは、まず、悔しさがベースになっているモチベーションはスプリントレース(短距離走)ではないかと思うんですね。
読者のみなさんもこれまで生きる中で様々な悔しさを経験して、その悔しさをバネにさまざまな努力を重ねてきてここまでたどり着いたことでしょう。私も、典型的かもしれませんが、
- 上司にこっぴどい叱責を受ける
- 受験に失敗する(中学入試はすべて不合格、公認会計士2次試験の1回目の論文式不合格)
- 失恋(このところ「連敗」が続いています・・・)
- 悪口を言われる
- いじめられる
といったことがありました。しばしば、自己を全否定するようなことを言われたりしたこともありました。
そのようなときは、悔しかったです。
そして、悔しさをバネに、それを晴らそうと、頑張ってきましたが、一部を除き、長続きはしませんでした。その「一部」とは高校入試に合格したことと、2回目の公認会計士2次試験に合格したことでした。
振り返れば、悔しさをバネにしたモチベーションによる頑張りや努力は、私にとっては、長続きしないものでした。200mはやっと走りきれたとしても、その「速い」ペースで1000mは走れないのです。
ワクワク感から始まるモチベーションはマラソン
一方で、人生は悔しいことばかりではなくて、ワクワクするような楽しいことも多々ありました。例えば、
- 旅(地球一周、小笠原、オレゴン州のポートランド)
- お祭り(大学時代に実行委員会にいた学園祭、各地の勇壮なお祭り)
- コーヒーとカフェ巡り
- ライブに行く(佐野元春さんは25年間聞き続けています。他にも最近ご無沙汰していますが、崎谷健次郎さんと渡辺美里さん)
- 読書
- ドラゴンクエストのナンバリングシリーズ(Ⅹを除いてすべてプレイしています)
趣味系なことばかりですが、こうしたことは長く続いています。あたかもマラソンのように。
- ワクワクする
- 楽しい
- 面白い
- 感動する
- ウキウキする
- 高揚感
ことがもとになっているモチベーションは、はまるうえ、長続きすると思っています。
人生はスプリントの繰り返しもあるけれど、ベースはマラソンだと思う
私は、中学の時の部活は卓球部でしたが、2年生の終わるころ止めてしまいました。試合になかなか勝てないこと、部の人間関係にあまり馴染めなかったこと、高校受験に専念したかったことなどがあり、3年間続けられませんでした。
高校の時の部活はサイクリング部(自転車部)でした。当初1年生のころはツーリング部門にいたのですが、最初からレース部門にいた同期と、ツーリング部門で一緒だった同期がレース部門に移るのを見て、ふつふつと「試合に出てみたい、勝ってみたい」という闘争心が目覚めてしまい、2年生のころからレース部門に移りました。
しかしながら、同期には勝ったこともありましたが、神奈川県の大会など、なかなか上位に食い込めず、練習は「部活」だけあって厳しく、落車して大けがしたことも。3年生の引退まで続けられるか不安もありましたが、かろうじて引退までは在籍できました。
レースでは、スプリントでは力を発揮できず、3000mクラスの中距離とロードレース(長距離)にエントリーしました。自転車でもスプリント向きではなく、マラソン向きだとわかりました。
44年6カ月の人生においても、スプリントの繰り返しは多々ありましたが、スプリントの繰り返しは私には非常に疲労がたまるものでした。もちろん、「マラソン」も疲れますが、長続きしています。スプリント的モチベーションは燃え尽きてしまいますが、マラソン的モチベーションは自分のペースで長続きしています。
気を付けないといけないこともあります。マラソンのつもりだったのにいつの間にかスプリントに巻き込まれて、ペース配分が乱れてマラソンを走り切れないことです。
人生においては、スプリントを繰り返す時期もこれからもあるでしょう。しかし、スプリントに明け暮れすぎることなく、「マラソン」をしっかり「楽しんで」人生を走り抜けたいと思っています。
(本投稿の執筆時間 45分)