会計事務所選びのコツ 〜 「一流を目指していない事務所」は選んではいけない
私は、一流を目指しています。
44歳になった今でも、業界に入った18年前と同様、一流を目指していますし、
この会計税務の業界にいる限り、ではなく、
働く業界を変えたとしても、生きている限り、一流を目指します。
一流を目指すことは、呼吸するのと同じくらい、当然のことですし、
健康な心を持って仕事をしている、生きているならば、気負いとか悲壮感なく、肩に力も入らず、ご飯を食べるように当たり前に一流を目指すものです。
一流を目指さなければ、二流や三流にすらなれませんし、そもそもプロとは言いません。
一流を目指して己と闘い、時にはライバルと闘い、己やライバルに勝つこともあれば、負けることもある。
そうして、己と、ライバルと、しのぎを削り続けることによって、仕事力や社会的影響力をはじめとした諸々の力を磨いていきます。
闘いの結果、結果的には、一流にはなれなかったとしても、一流への道を進むならば、二流や三流にはなれます。
もちろん、闘いをやめてしまえば、長くはそこにとどまれず、転落してしまい、四流以下になります。一流を目指す闘いは死ぬまで続きます。
そもそも、一流を目指さないということは、三流以上になる可能性すら放棄しているのと同じなのです。
私は、心身の健康を害して療養していた時期を除いては、一流を目指さなかった日はありません。二流以下で良しとしたことはありません。
業界に入った当時から、監査法人で、一流の先輩方の仕事を見て、盗んできました。大手監査法人の人財は玉石混交の様相もありますが、構成員が多い分、一流に触れる機会も多いです。
大手監査法人がバックグラウンドになり、私が一流を目指し続ける基盤となりました。
残念ながら、心身の健康を害してしまった時代もあったため、現在なお、一流に辿り着いていませんが、日々悔しさを感じながら、いまも一流を目指し続けています。
さて、会計事務所を選ぶというのは、貴社の、貴店の命運をかける、一家の相続であれば家族の未来をかけるパートナーを選ぶということです。
一流を目指していない事務所に仕事を発注してはいけません。
一流を目指さない事務所は、貴社の、貴店の、ご家族の命運と未来をかけるにふさわしくないうえに、
一流を目指さない人の発言や、仕事、人柄、いずれも信頼できません。
一流を目指すマインドで仕上げた仕事は、一定以上の品質が確保されます。
そうでない仕事には、仕事を手がけた本人にも気がつかないような手抜きが生じ、不安になります。
もちろん、意図的な手抜きはもってのほかですが。
一流を目指さない人の仕事の完成度や発言にはいつも疑義を持つべきです。
私は、一流を目指さない人に仕事を頼まないだけではなく、公私ともども交流しません。伝染を防ぐからです。人生は短いです。時間を有効に使うためにもです。
逆に、一流を目指す人とは、切磋琢磨したいので、積極的に交流します。
また、会計事務所というところは、銀行や信用金庫に似ていて、どのような企業でも顧客にしたいとは思いません。
銀行や信金は返済能力の無い企業(信用力のない企業)をお客様にはしませんが、同じように、会計事務所とそのクライアントは、相互の信頼関係と、コンプライアンス精神に基づいて関係性が成り立つものなので、
経営の強化を図りつつ合法的な節税を志すクライアントなら良いのですが、脱税を志すクライアント、粉飾決算を志向するクライアントとは、私は絶対にお付き合いしません。
スポーツでルールを遵守するのと同じで、実社会においてもルールを遵守するのが、一流を志すということです。
一流を志さない企業とのお付き合いも遠慮します。そういう企業は、どこかに歪みが生じ、会計事務所として仕事がやりにくくなります。
最後に繰り返しますが、一流を目指さない会計事務所に、仕事を発注してはいけません。
(本投稿の執筆時間 60分)