会計事務所のサービスを必要とする企業と、必要としない企業
今日から11月で、今年もあと2か月。
ハロウィンが終わったばかりで、早速今日から年賀はがきが発売されたり、コーヒーショップではクリスマスブレンドが発売されたりと、年末年始ホリデーシーズンの足音がいよいよ響いてきました。
さて、近頃、会計事務所として、どのように企業の皆様のお役に立ちたいのか、幾度となく考えているところですが、会計事務所としての最低限の問題発見業務(記帳のチェック、税額の試算)にとどまらず、
より問題解決(支援)業務(売上の構成、成長度合いや、費用の発生状況をみながら、次の一手の選択肢を提案したり、将来の事業計画の策定支援をする)に寄った仕事を手掛けたいと考えています。
そこで、会計事務所に仕事をこれから依頼する企業の皆さま、のみならず、会計事務所にすでに仕事を依頼している企業の皆様にも、
会計事務所に仕事を依頼する意義~問題の発見を依頼するのか、あるいは問題の解決を依頼するのか~について考えると、より効果的に会計事務所を活用できるのではないかと考えます。
自社(ご自身の事業)の問題点を自ら発見できるのであれば、問題発見業としての会計事務所のサービスは必要としないでしょう。
一方、自社の問題点を、客観的に(第三者の立場から)、専門家に発見してもらいたいというニーズがあれば、会計、税務、財務上において会計事務所のサービスが役に立ちます。
会計事務所による例えば月次巡回監査業務(記帳内容のチェックや、会計データの分析による問題点の抽出)が典型的です。
自社の問題点を自ら発見し、自ら解決できるのであれば、そもそも問題発見業としても、問題解決業としても、会計事務所のサービスは要らない、ということになります。
一方、発見はできるけれども、解決方法が分からないとか、
解決方法も分かるけれど、本当にその解決方法でよいのか検証したい、
あるいは、他の選択肢を示してほしい(当該他の選択肢と、自社で検討した選択肢との間で選択することとなる)
などのニーズがあれば、会計事務所の問題解決業としてのサービスが役にたちます。
問題解決業としての役割を発揮するためには、会社(事業)の状況をヒアリング、社内資料の閲覧、会計データの分析によって理解する必要があるため、問題発見業としての作業も必要になってきます。こうした作業に基づいて、将来起こりうることを予測したり、経営者の皆様と意見交換しながら新しいアイディアを提案したりすることになります。
そして、問題解決業としての重要事項かつ基礎事項は、やはり、事業計画を作ることではないかと考えています。
事業計画には、設備投資、損益、資金繰り計画のような数値計画が当たり前のように含まれますが、それだけではなく、どう売るのか、どう仕入れるのか、どう製造するのか、サービスをどのように生み出すのか、教育や研修はどうするのか、広告や採用はどうするのか、企業(事業)の理念やビジョンを、戦略、戦術として、具体的に文書化するものです。
会計事務所としては、数値計画の策定面で、問題解決業としてのサービスをすることになりますが、企業の理念やビジョン、営業、販売、購買、製造、教育、人事、広告など各種の戦術と戦略をも理解してはじめて、数字に命が吹き込まれるので、特に中小企業診断士の資格は有していなくとも、会計事務所として、企業理念、企業戦略、各種戦術のお話しは大事にしたいと考えています。
ところで、会計事務所として私は、お客様の繁盛、増収増益、困難の克服はとてもうれしく思うものです。
会計事務所の中には、お客様一社一社に力を注ぎ、お客様すべてが成長ないし繁栄している会計事務所もあると聞きます。もちろん、お客様の経営能力によるところなのですが、会計事務所として、お客様の経営能力を高める支えとなれば、会計事務所冥利に尽きます。
<一日一新 Today’s new things>
10月31日(火)
ミニストップで「こんがり焼いたツナチーズマフィン」を食べる。
普段食べるパンは、コンビニで買うことはあまりなく、生活クラブ生協や、チェーン店ではない街の個性的なパン屋さん(ベーカリー、ブーランジェリー)で買って食べるほう。顔の見える商売をする、信頼できる材料で心をこめてひとつひとつ作るお店は、街の宝として大切にしたいところ。
一日一新を意識しはじめてから、何かと、食べ物系の新しいものを注目しがち(食べ物以外、買い物以外で一日一新を実現したほうがベターなのだが、なかなか思いつかない)。
ところで、一日一新を、Hipに(おしゃれでかっこよくエッジが立ち、デザイン性も高く健康的に)食の分野で決めているイベントが、地元・川崎市麻生区の柿生で今週末に開催されます。
「今日はいつもと少しだけ、ちがうものを」というキャッチフレーズ、「一日一新」のコンセプトに通じます!~Vege&Fork Market
(本投稿の執筆時間 55分)