読書で意識すること、出版されたのはいつか?

中古本(特にビジネス書)を手にしたら、はじめに発行年月を確認しています

時代、社会、テクノロジーは常に前に進んでおり、そのスピードは年々早まり続けています。

たとえば、今から10年前、2009年時点では、スマホは今のように幅広く普及しておらず、電子書籍や音楽配信サービスも目立たず、電子マネーの種類は少なく(交通系くらいだった気がします)、クラウド会計をはじめとするクラウドサービスは普及してなく、働き方改革が声高に叫ばれることはありませんでした。

ところが、今、2019年9月4日時点では、いずれも種類豊富に幅広く普及し、働き方改革はあちこちで進められるようになっています。

ざっと概観しただけでも、10年間の進歩は凄まじいものがあり、10年前のビジネス書に書かれている知識やノウハウの中には、きつい言い方をすれば陳腐化しているものがあり、やんわり表現しても「『この記述は2019年の今に、当てはまるのかなあ』との疑問が生じる」ことがあります。

本というのは、書かれた時代背景を反映するものなので、書かれた時代から遠ざかるに従って、現時点の感覚や考え方からすると違和感を感じる記述が生じてきます。まして社会の進歩のスピードが早まり続ける現代、違和感を感じる箇所が生じる時期も早まるのではないかと想像します。

もちろん中古のビジネス書であっても、多くの知識を得て学ぶことができます。ただし、書かれた時期を念頭においておかないと、深く読み込むことができません。

深く読み込むというのは、現時点の自己の意識、現時点までの自己の経験と照らし合わせて、違いを意識したり、疑問を持ったりしつつ、書かれている内容を十分に理解しながら読んでいくこと。そして、深く読み込んだ結果、読了以後の未来の行動と思考に反映させていくことです。

深く読み込もう、本の内容の理解を深めようと、中古本を読むときにははじめに出版年月を見るようにしています。

実は「なぜそうしているか」分からなくなっていたが、ブログに書くことで「なぜ」を言語化できた

実は、中古本を読むときに出版年月を見るという習慣をいつごろから身につけたのか、なぜ身につけたのか、覚えていなくて、どうしてこれが習慣づいているのかを考えて言語化したのが、今日の投稿でした。

いつごろから身につけたのかは思い出せませんでしたが、なぜ身につけたのか、すなわち、本を深く読み込みたいから、読んでいる現時点で内容を一層理解したいから身につけたのだなと、整理できました。

無意識の習慣を振り返り、言語化=意識化するのに、ブログが役に立ちました。

(本投稿の執筆時間 60分)

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